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(左) 博物館外観 (右) はやぶさ
今年の中秋の名月は9月13日。月のことをもっと知りたいと思い、夏休みにプラネタリウムのある相模原市立博物館を訪れた。ここは相模原の歴史・自然の展示やプラネタリウムに加え、向かいにあるJAXA宇宙研究所と連携し、宇宙関連の展示やイベントも行っている総合的な博物館だ。
緑に囲まれた建物はとても素敵で、見上げると白いドームが見える。中に入るとすぐ右手に、JAXAから借りている小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型が展示されている。地球に帰還するまで約7年間飛行していたかと思うと、『本物の模型』に迫力を感じた。
まず先にプラネタリウムの観覧券を券売機で購入し、投影開始時間まで天文展示室を見ることにする。月や太陽系のことを画面にタッチすると鮮明な映像でわかりやすく解説してくれるスペースシミュレーター。ハッブル望遠鏡や「かぐや」の画像が大型マルチモニターに映し出されるコスミックシアター。他にも、本物の隕石に触れられたり、はやぶさのミッションの説明他、「宇宙とつながる」のテーマの展示はとても面白く、あっという間に投影時間になった。
天文展示室 →
観覧券を持ってプラネタリウムに入る。約40分のプログラムの前半は当日夜に見える星空の解説、後半は「オーロラ〜変幻自在な天空の光〜」(9月29日まで)の上映の二部構成だ。ドームの大きさは直径約23mで神奈川県最大級とのこと。座席は210あり、椅子もリクライニングするので楽に見ることができる。ドームいっぱいに広がる星たちと様々な色・形に輝く美しいオーロラにすっかり魅了されてしまった。
次に常設展示に進む。町田は相模原に隣接しているので、自然のことも歴史のことも同じように興味を持って見られた。展示はいろいろ工夫され、わかりやすく学べて楽しい。最後に受付裏のミュージアムショップをのぞいてみると、宇宙食をはじめ星座が描かれた傘や古生物の絵の手ぬぐい他、博物館ならではのグッズがたくさん並んでいて、子ども達も夢中になって選んでいた。プラネタリウムの番組も企画展も順次変わっていくそうなので、ぜひまた訪れたいと思う。
※プラネタリウムの番組・上映時間、星空観望会等イベントの詳細は、HPまたは博物館に電話で確認を。
■相模原市立博物館・プラネタリウム ウェブサイト
所在地/相模原市中央区高根3-1-15
電話/042-750-8030
開館時間/9:30〜17:00
休館日/月曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料/無料 (※企画展は有料の場合あり)
プラネタリウム/大人500円、こども200円、
65歳以上250円、4才未満無料
アクセス/JR横浜線淵野辺駅南口から徒歩約20分、
または、バスで「市立博物館前」下車すぐ
駐車場/あり(無料95台)
(2019年9月掲載) 地図
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