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(左)
ふれあい広場 (右) ロウバイ(見本園)
大和市のふれあいの森には60本の梅の木があると聞き、1月中旬の晴れた日に訪れた。
小田急江ノ島線の大和駅から相鉄線の線路跡地のプロムナードを歩いていく。10メートルもある背の高いメタセコイアの並木の先には丹沢も見える。見慣れぬ町できれいな景色に出会い、遠出をしているような気分になりながら歩くこと10数分、ふれあいの森の入口に着いた。
「ふれあいの森は、引地川沿いに広がる豊かな自然と、大和駅から続くプロムナードとの接点に位置する約9ヘクタールの森で、水と緑と花をテーマにしたさまざまな施設がある(HPより)」 という公園だ。坂道を川に向かい下っていくと、左手に芝桜の花壇が見えてくる。昨年は園内の桜と共に3月末に見頃を迎えたようだ。
さらに歩いていくと滝や池のある「親水広場」に出る。左手に小さな売店、右手にハーブ園を見ながら道路をくぐると、右側に「緑の見本園」の入口がある。ここは四季折々の花や樹木を楽しめるよう、花木や野草などが見本展示されている。
今はロウバイが見頃で、甘くてフルーティーな香りのきれいな黄色の花が青空に映えていた。花壇にはパンジーやビオラ、葉牡丹ほか。奥のバラ園では椿の花に鳥が集まっていた。
見本園を過ぎると梅の木がある果樹園(東ヶ里緑地)だ。残念ながら、まだ花は見ることはできなかったが、満開の梅はさぞかし華やかだろう。
ここから川沿いを上流に向かう道は「泉の森」へとつながるが、下って「ふれあい広場」に出る。散策する人、犬連れの人、長い滑り台で遊ぶ子どもたち。ところどころベンチもあり、とても気持ちのよい広場だ。バーベキューもできるそうだが、きちんとルールを守って行いたい。冬のふれあいの森は、春や夏の鮮やかな色彩にはかなわないが、冬ならではの花や色や光、春を待つ喜びがあるように感じた。
帰り道、大和駅から徒歩3分の大和市文化創造拠点シリウス(総合問合せ:046-263-0214)に寄ってみた。図書館、ホール、子ども広場等がある公共施設で2016年11月開館。既に来館者が600万人を超えている人気施設だ。町田市民でも入館は自由にできるので、4階のテラスでのんびり読書をしたり、1階でお茶をしたりするのもいいだろう。
■ふれあいの森
所在地/大和市下草柳552-1
問合せ/グリーンアップセンター
TEL: 046-263-8711(受付時間 9:30〜17:00、月曜休館)
開園時間/24時間
休園日/なし
入園料/無料
アクセス/小田急江ノ島線大和駅徒歩12分
駐車場/あり、無料(10/1〜5/31は9:00〜17:00)
※各施設、駐車場等の詳細はホームページや直接電話で確認を。
(2019年2月掲載) 地図
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