小さな散歩道

泉の森 (大和市) 

 
(左)  緑のかけ橋   (右) 緑のかけ橋から見たしょうぶ田と小川


しらかしのいえ

散策道

道標

 夏の暑い日でも自然の中を楽しみながら散策できる大和市の公園、泉の森を訪れた。

 「豊かな自然が広がる引地川源流の森、泉の森は、管理事務所の「自然観察センター・しらかしのいえ」、 自然林や水源を巧みに生かした「湿性植物園」「せせらぎ広場」のほか「郷土民家園」「ふれあいキャンプ場」などがある42ヘクタールの広大な公園(ホームページより)」だ。

 車で国道246号線を厚木方面に走り約20分、泉の森第2駐車場に到着した。(つくし野から約8km)
 小道を歩くとすぐにあるのが郷土民家園。江戸時代に建築された民家が移築復元され展示されている。それを左手に見ながら、くぬぎの森の中を歩いてまずは水源地へ。 要所に掲示されている公園の案内板「泉の森ガイドマップ」と道標をよく見て歩くと安心だ。ざわざわと風が木々を揺らす音に混ざり、ウグイスの鳴き声も聞こえ、うれしくなる。

 国道246号線の下をくぐって少し進むと野鳥観察デッキに着いた。木製のデッキからは木々の間に池が見える。 残念ながら野鳥は見ることはできなかったが、カルガモやカワセミなどが季節によりいろいろ見られるらしい。さらに散策道をあちこち歩く。 所々に木や草花の名札や説明もあって興味がわいてくる。整備されているが決して人工的ではない自然の森の散策はとても楽しい。 森を抜けて「緑のかけ橋」から公園を眺めると小川が流れ、湿地帯が広がっていた。遊びの小川ではザリガニ採りもできる。

 花は終わっていたがショウブ田の周りの木道を歩いて「しらかしのいえ」に着いたのは車を降りてから1時間半。 やはり広い公園だ。休憩を兼ねて中に入るとエアコンが効いていてホッとする。ここでは、泉の森のたくさんの生き物たちの展示があり、子どもから大人まで楽しめる。
  公園のガイドマップ等も置いてあるので最初に来て手に入れてから散策するのもいいだろう。また、「泉の森観察会」「自然とあそぼう」他各種イベントが毎月開催されている。
  四季折々、野鳥や里山の生き物、草花に出会える自然探しができる泉の森。森の中は街中よりずっと凌ぎやすいが、それでも暑い。熱中症対策を万全にして出かけたい。

■泉の森

所在地/大和市上草柳1728番地  TEL:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
開園時間/24時間  (※しらかしのいえ 9:00〜17:00)
休園日/なし   (※しらかしのいえ/月曜休館)
入園料/無料
アクセス/小田急江ノ島線「鶴間駅」徒歩25分
駐車場/あり、無料 (6/1〜9/30は9:00〜19:00)
      ( ※各施設、イベント、駐車場等の詳細はホームページや電話で確認を)

(2018年8月掲載)  地図


小さな散歩道 目次へ 前へ  次へ