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東急田園都市線つくし野駅より1時間程のところにある自然豊かな公園を訪れた。
園内に入ると、幻想的な風景が目に入ってくる。太田切池という池で、枯れた木が池から伸びているのだが、今までに見たことのない雰囲気に思わず見入ってしまった。池の脇にある説明によると、周辺の宅地造成にともない雨水が一度に川に出ないようにするためにこの池が作られ、池の中にある枯れた木はもともと川岸にあったスギの木が水につかって枯れたものだという。
次に芝生広場へ上がって鮎道へと出る。木々に囲まれた美しい道を歩いていくと、この道の名前の由来を知ることができた。
この道は「津久井往還」と言い、三軒茶屋から多摩丘陵を抜け津久井に至る旧街道で、津久井で取れた鮎を江戸の街まで売りに行くのに通っていたことからこの名で呼ばれるようになったという。
当時の情景を思い浮かべながらこのまま進んでいくと、尾根緑道に入る。道幅が広く、とても気持ちが良い。多くの人が散歩やジョギング、サイクリングを楽しんでいた。ここでもまた興味深い看板を見つけた。この道は以前「戦車道路」と呼ばれており、第二次世界大戦の末期に戦車の性能テストや操縦訓練用として造られた道だという。道幅の広さに納得しつつ、途中西展望広場で美しい丹沢山系の景色を楽しんだ。
1時間位たっただろうか、やっと同公園の端に着いた。こちらは多目的広場になっており、自由に遊べる広場と斜面を利用して設置された大きなすべり台が3台ある。高さの分スピードも出るようで、子供たちが楽しそうに遊んでいた。
■小山内裏公園
所在地/
町田市小山ケ丘4丁目
八王子市南大沢4・5丁目、鑓水2丁目
アクセス/
京王相模原線「多摩境」下車徒歩8分
「南大沢」から京王バス南大沢五丁目循環「南大沢学園前」下車すぐ
(2015年1月掲載) 地図
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