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晴れて気持ちの良い休日に恩田川を散策しに出かけた。
東急田園都市線「つくし野駅」改札を左に出て、栃の木通りの向かいにあるパークロードという歩行者専用道路を進むと、中央桜通りに出る。満開の桜並木が出迎えてくれ、桜とその向こうに見える景色に見とれながら進むと、今度はさくら通りに出た。こちらも見事な桜並木が続く。
この通りを右へ進むと、恩田川に架かる吹上橋に着く。この橋の上から見る恩田川、本当に素晴らしい景色で、満開の桜の木の枝が川面(かわも)の方に下がっている姿がなんとも美しい。
そんな景色を楽しみながら川沿いに通る散策道を歩く。桜の花はもちろん、鳥のさえずりを聞いたり、カモやコイが川で泳いでいる姿を見たりと、とても癒やされる。これからの季節、葉桜や新緑の景色も楽しみだ。途中、散策道から川に下りる階段があったので下りてみると、散策道から見下ろす景色とはまた違った下から見上げる桜の景色があり、こちらもまたとても感動的だった。また、ここでは川遊びもできるようで子連れにもお薦めだ。
つくし野駅から1時間以上歩いただろうか、恩田川に架かる瀬橋まで来るとお腹がすいてきた。食事のできる店を探そうと大通り沿いに出ると、白い壁のおしゃれな店が見えた。空腹を忘れその店に入ると、アートフラワーと雑貨の店とのこと。またゆっくり訪れたいと思わせるすてきな店だった。
菓匠「華月」
みたらし団子(80円)
いちご大福(150円)
この店の少し先に「愛情弁当」という弁当屋があったので、唐揚げ弁当を購入し恩田川沿いへ戻ろうとしたところ、道を挟んで斜め向かいにお客様で賑わっている店があった。気になって行ってみると「華月」という和菓子屋で、思わずみたらし団子といちご大福も購入。外で食べる弁当と和菓子、なんだかとても幸せな気分になった。
(2013年4月掲載)
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