小さな散歩道

町田市立 つくし野ながぐつ児童公園





 東急田園都市線つくし野駅改札を右手に出て、すずかけ台方面へ。線路沿いの道をまっすぐ、時々通る電車を楽しみながら7分程歩き、左に入ると公園にぶつかる。「ながぐつ公園」の愛称で近所の子どもたちに親しまれている小さな公園だ。  公園の中央には名前の由来と思われる、ながぐつの滑り台がある。赤と黄色の鮮やかな配色で、同公園のシンボルとなっている。見ると3歳〜12歳用となっているが、少し急傾斜で小さな子にはスリル満点のようだ。このほかに、ブランコ、鉄棒、砂場とオーソドックスな遊具もそろっている。
  少し珍しいのが、座って真中にある円を回すと自分がくるくると回る遊具。名前もわからず、うまく説明もできないのだが、遊園地によくある「コーヒーカップ」のような仕組みで子どもが興奮しながら遊んでいた。もう一つ、見ているだけで思わず笑顔になってしまうトマトとニンジンの遊具もこの辺りでは珍しい。この遊具の向こう側には背の低い塀があり、小さな子が塀の向こうに隠れたり、塀に開いている丸や四角の穴からこちらをのぞいたりと楽しそうに遊んでいた。

 同公園には、遊具の他に枝垂れ桜(しだれざくら)、藤棚、花壇などもある。この時期、花を楽しむことができるのは花壇だけだっただが、春には枝垂れ桜、藤棚などの花も楽しむことができそうだ。どちらも花を咲かせたところをまだ見たことはないが、なかなか立派な木なので満開の時期には見応えがあるのではないだろうか。春の訪れまであと少し、「ながぐつ公園」の花のある風景を楽しみにまた訪れたいと思う。

■つくし野ながぐつ児童公園 (町田市つくし野4丁目31番  面積:2,191u)

(2012年2月掲載)  地図


小さな散歩道 目次へ 前へ  次へ