小さな散歩道

雨乞公園(日野市百草881−8)


友達と並んで滑る楽しい滑り台

公園の上段は動物のオブジェ、
砂場、ジャングルジム、ブランコも

下段に唯一ある遊具・滑り台

下段は庭園風の造りに

 高幡不動駅から「聖蹟桜ヶ丘駅」、「百草園住宅中央」行きのバスに乗って、「七生緑小学校」で下車。バス停先の道を左に入ると、住宅街の中にある雨乞公園に着いた。

 丘陵地に造られたこの公園は、園内が上段と下段に分けられていて、公園の上段は遊具が多く設置された児童用のスペースになっている。園内上段に入ってまず目に入るのは、小高い丘の上から滑り降りる幅広の大きな滑り台だ。急角度の滑り台をみんなで滑り降りるのも楽しそうだが、滑り台の表面は少しざらついているので、お尻に何か敷いて滑る方がよさそうだ。

 この日は休日のせいか、小さな男の子とお父さんが園内で仲良く遊んでいた。男の子は元気よく滑り台の上に駆け上っていたが、さすがにこの滑り台を滑り降りるには幼すぎるようで、滑り台の下にいるお父さんに向かってどんぐりを転がして遊んでいた。

 滑り台の先には円形の砂場があり、その周囲にはブランコや鉄棒、カラフルなジャングルジムなどの遊具が設置されている。また、園内の一角ではウマやラクダ、カメやワニの遊具が向かい合って置かれていた。これは「動物サミット」といった雰囲気だろうか。その傍らにはベンチが設置された藤棚があり、こちらで一休みするのもいいだろう。

 園内下段は、木々の中に散策路が伸びる庭園風の造りになっている。下段に設置された遊具は滑り台だけで、木陰の所々にはベンチも置かれており、上段とは対照的に落ち着いた雰囲気だ。園内の散策路は落ち葉で敷き詰められていて、地面にはどんぐりもたくさん落ちていた。


園内はサザンカが満開だった

 日野市の公園には変わった名前が多いが、この「雨乞公園」もそのひとつだ。公園入口にある案内板によると、この公園の下には雨乞谷戸(やと)と呼ばれる深い谷があり、地元の人は日照りの際、そこから湧き出る地下水を御嶽社に供えて雨乞いの祈願をしたという。この御嶽社というのは、ここから少し坂を下った御嶽上公園のあたりにあったそうだ。

(2025年2月掲載)  地図


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