小さな散歩道

多摩平第9公園(日野市多摩平3-29)


公園入口

タイヤブランコと滑り台

生け垣内の散歩道

玉仕立てのドウダンツツジ

多摩平三丁目地区センター

 豊田駅北口から「八王子駅北口」行きのバスに乗り、「コニカミノルタ南門」で下車。バス停近くにある「さくら町」の信号を右に曲がると、住宅街の中にある多摩平第9公園に着いた。

 公園の中央は広々とした運動広場になっていて、外周部には様々な樹木がたくさん植えられている。もう12月というのに、まだケヤキやモミジがきれいに色づいており、周囲は落ち葉で敷き詰められていた。園内の所々にはベンチが置かれていて、紅葉した木々を眺めながら落ち着いて一息つける造りの公園だ。この日の来訪者はさほど多くはなかったが、ふらっと休憩に訪れる近隣の人やペットの散歩に訪れる人たちの姿が見受けられた。


ドウダンツツジの角仕立ての生垣

 公園北側には、腰丈ほどに四角くきれいに剪定されたドウダンツツジの横に、長い生け垣が見事に真っ赤に染まっていた。この赤い生け垣の内側には、木々の中に小さな散策路が伸びている。落ち葉でぎっしり敷き詰められた散策路の途中には木のベンチも置かれ、園内でも工夫を凝らした一角となっていた。

 散策路の先は児童用のスペースがあり、滑り台やタイヤブランコ、鉄棒や砂場が設置されていた。遊具の数はそれほど多くはないが、この公園は日野第六小学校に隣接しているので、放課後は子どもたちがここに立ち寄って遊んでいる姿が見られるのだろう。

 公園北側の入口近くには丸太が置かれており、その近くには大きくきれいにまん丸く刈られた植栽があった。赤い生け垣と同じ紅葉したドウダンツツジだ。球状を保つには、相当丁寧な剪定が必要だ。
  住宅街にある中規模の公園だが、園内全体の植栽や生け垣が丁寧に剪定されていて、なかなか居心地のいい一帯となっている。また園内の一角では、サザンカがきれいに花を咲かせていた。

 日が傾いてくると、広場では親子が和やかにボール遊びを楽しみ、散策路のベンチでは学生さんが静かに読書に勤しんでいた。 
  園内には多摩平三丁目地区センターがあり、この中にはトイレがあるようだが残念ながら利用者以外は使えないようだ。日野第六小学校の先にある多摩平第8公園でトイレを借り、徒歩で豊田駅へと戻った。

(2025年1月掲載)  地図


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