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豊田駅北口から歩くと20分ほどかかる。駅前からバスに乗って「多摩平7丁目」で降りる。バスの進行方向に歩き、JR中央線にぶつかったら橋を渡らずに線路沿いを日野駅方向に左折。すぐ左に大久保公園がある。2,172平方メートルと広い。
(右)公園入口にある看板
樹高の高い15本のサクラが周囲を囲み、その中にケヤキが5〜6本植わっている造りで、見通しが良く明るい公園だ。よく手入れされ、雑草は1本も生えていない感じだ。
訪問した日は休日だったためか、鉄棒、滑り台、砂場で小さな子どもがお母さんに付きそわれて遊んでいた。ブランコでは男の子が、乗っている小学校低学年の女の子の背中を押している微笑ましい光景が。ふたりはブランコに飽きると広い公園内を走り回り、オニゴッコを始めた。
次にブランコには、幼稚園児くらいの女の子がやってきた。お母さんに乗せてもらいゆらゆら。そのうち止まってしまったら「押して!押して!」。両足を伸ばして、体をそらして漕いだら、大きく揺れて面白いのにと、昔を思い出した。
公園にはトイレ、水飲み場が設置され、ベンチもある。ひとりゆっくり本を読む若者、緑陰を楽しむ高齢のご夫婦とそれぞれゆったりとしたこの公園の空間を楽しんでいる様子だ。
満開の桜の木の下で
ベンチでゆっくりしていると、高齢の男性が来て公園内側の縁に沿って四角く歩き始めた。行く先に子どもがいると足踏みして、待っている……。2回、3回と公園内を背筋を伸ばしてウオーキング。「よく手入れされているきれいな公園ですね」と声をかけてみた。
「ここは自治会がしっかりしていて、定期的に掃除している。コロナ前は夏には盆踊りもしていたはず」と教えてくれた。地域の自治会が活躍しているとはすばらしい。男性は「一日3人の人と話をしろと言われている。あなたが今日は話をした最初の人、ヨシ、ヨシ」と言いながら帰られた。
東側は道路一本隔てて崖下にはJR中央線が走っている。電車好きな子どもにはたまらないスポットかも。訪問した日は3月21日。同園の桜が見事でした。
(2023年4月掲載) 地図
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