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(左)
公園入口 (右) 藤棚のベンチが電車を見るベストポイントに
百草園駅の北口を出て、目の前に広がる商店街左手にあるスーパーマーケットを左折。上落川公園の左手に伸びる道を入っていくと、線路沿いにある小公園、三沢東公園に着いた。
公園の入口には案内板があった。案内板の説明によると、「三沢」という地名は、「湯沢」「中沢」「小沢」という沢が三筋あったことに由来し、この付近には三沢村があったという。これらの沢は、人々の生活用水として貴重な役割を担っていたそうだ。
園内に入ると、左手には小さな乗り物遊具と、カラフルなブランコが置かれていた。その手前には小さな広場があり、園内右手は芝生の斜面になっている。公園奥に行くと、青々と茂った藤棚があった。
藤棚の下のベンチに座っていると、目の前を結構なスピードで走る京王線がよく見える。この公園は京王線の線路に隣接しているため、鉄道観察には絶好のスポットだ。鉄道好きな子どもにとって時間を忘れて過ごせる特別な場所だろう。だが、しばらくしてやってきた小学生くらいの女の子たちは、一心不乱にブランコを揺らしていて、背後を疾走する京王線には目もくれなかった。
走り去る京王線を眺めながら、ふと上を見ると、立派な藤の実がなっていた。面積585平方メートルほどの小さな公園だが、一休みするには、鉄道も眺めることができるし手頃な公園といえるだろう。
(左)ブランコの後ろ側を通る京王線 (右)ベンチに座ると京王線が目の前を走る
帰り際、近くの上落川公園に寄ってみた。公園脇を流れる用水を渡って園内に入ると、入口近くには変わった竣工記念碑が建っていた。5枚の扇を縦に連ねたような形をしており、よく見ると扇に彫刻まで施されている。なんともユニークな記念碑だ。
滑り台と藤棚、小さな乗り物遊具が設置されている程度の小公園であるが、傍らにサラサラと流れる水路がいい雰囲気を添えている。また、駅近くの通り沿いということもあり、訪れる人も結構多く見受けられた。
公園の北側に向かってみると、落川市民農園があり、一帯にのどかな風景が広がっていた。
上落川公園の記念碑 →
(2020年11月掲載) 地図
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