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犬の飼い主たちは愛犬自慢?
高幡不動駅から「日野駅」行きのバスに乗り、「高幡橋」で下車。ここから浅川沿いの道を歩いていくと、駒方公園の一角にある「ひのワンパーク」が見えてきた。
木製の看板が印象的なこのドッグランは、都内初の自治体公設のドッグランであり、有志のボランティアの人たちによって運営されている。使用料は無料だが、日野市に畜犬登録をしていて、狂犬病の予防接種をしている犬に限り入場できる。
場内は小型犬と大型・中型犬(目安は10キロ以上)のフィールドに分けられていて、水道や藤棚のついたベンチが設置されている。フィールド内には数本の木々も植えられている。
この日は休日ということもあり、駐車場からは次々とワンちゃんを連れた人々がやってくる。ドッグランのフィールドに入ったワンちゃんたちは、場内を嬉しそうに駆け回ったり、他のワンちゃんと追いかけっこなどをしていた。リードから放たれて、場内を思いっきり走り回れるのは、犬にとってもストレスの発散になるのだろう。そんな愛犬を見守る飼い主さんたちは、飼い主さん同士で和やかに交流していて、ちょっとした愛犬家のコミュニティが形成されているようだった。
(左)
ワンパークは犬の大きさでフェンスで仕切ってある (右) 近くの健康遊具がある円形ひろば
また、ドッグランの場外で犬の散歩をする人も多く見られる。すぐそばに浅川の堤防があるため、散歩コースにも適しているのだろう。ドッグランのフェンス越しに場内のワンちゃんとあいさつをしたり、ワンちゃん同士で「どんな子かな?」と、お互いに様子をうかがっていた。
ドッグランの傍らには、「浅川の旧堤防」が残されていた。浅川はこの辺りで蛇行しているため、川の流れに対して斜めに突き出した堤防が築かれていたのだそうだ。
その先には「駒方公園集会所」が建っており、集会所の裏手に行くと広場があった。「足上げストレッチ」、「背伸ばしベンチ」などの健康遊具が置かれた円形の広場は、芝生が青々と茂っていてなかなか気持ちがいい。
夕刻、浅川の堤防を散策しながら上流部に目をやると、富士山のシルエットが映えていた。
■ひのワンパーク
開場/9:00〜17:00(7月〜9月は18:00まで)
休場/12月29日〜1月3日
使用料/無料
問合せ/日野市環境共生部・環境保全課
(2018年11月掲載) 地図
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