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(左) 公園の広さは26,281u (右) ふかふかの芝生のグラウンドで遊ぶ子どもたち
豊田駅北口から「平山工業団地循環」のバスに乗って、「旭が丘中央公園」で下車。バスを降りると、目の前には緑に覆われた旭が丘中央公園が広がっていた。
園内に入ると、入口近くには高い木々が伸びており、傍らにはバスケットゴールも設置されていた。
その先には広い芝生の広場があり、こちらではボール遊びを楽しむ子どもたちや、親子連れで大変な賑わいを見せていた。
またこの日は休日のためか、小さな子どもを遊ばせるお父さんの姿が多く見られた。
開放感溢れる広場に入ってみると、フカフカとした芝生の感触がとても心地よく、空がとても広く感じられる。 なお、この広場の一角は野球グラウンドになっていて、こちらでは少年野球チームが熱心に練習に励んでいた。
広場の傍らにはカフェが併設された旭が丘地区センターがあり、その近くには有名な童謡「たきび」の詩碑があった。 これは、この童謡の作詞を手がけた児童文学者・詩人、巽聖歌(たつみせいか)氏が、ここ旭が丘で後半生を過ごしていたことにちなんで建てられたものだ。 誰もが子どもの頃に口ずさんだり、耳にしたことのある童謡「たきび」だが、旭が丘にゆかりがあったとは知らなかった。 なお、この公園では毎年初冬に「たきび祭」が盛大に開催されるそうだ。
地区センターの裏手は、生い茂った木々の中を散策路が巡るような造りになっていた。 木陰の多いこのエリアは、吹き込む風も心地よく、快適に散策を楽しむことができる。 また、このエリアには多くの健康器具が立ち並んでおり、手すりのついた「ソロソロ平均台」や、バーを握りながら左右にジャンプする「ワクワクステップ」など、他の公園ではあまり見かけないユニークな器具も置かれていた。こちらで日ごろの運動不足を解消するのもよさそうだ。
テニスコートを横目に進んでいくと、公園の奥は児童用の広場になっていた。 カラフルな滑り台やジャングルジム、砂場やブランコが広いスペースに設置されており、辺りが暗くなるまで子どもたちが遊びに熱中していた。
近くのベンチに座って一休みしていると、公園の外周部をランニングする人たちが多いことに気づいた。 後で看板を見て分かったが、この公園は外周部がランニングコースとして造られているようだ。子どもからご年配まで、幅広い年代の人が楽しめる公園といえるだろう。
(2018年10月掲載) 地図
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