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(左)
公園入口 (右) 緑に囲まれた公園
高幡不動駅から「聖蹟桜ヶ丘駅」、「百草園住宅中央」行きのバスに乗り「七生緑小学校」で下車。バス停のすぐ近くにある階段を上り、左に伸びる歩道を進んでいくと、七生緑小学校の向かいにある三角点公園に着いた。「三角形の公園だから三角点公園というのかな?」と思っていたが、公園東側の入口にはこんな説明版が建っていた。
「この地には、このあたりで最も高いといわれた丘がそびえていた。明治三十九年、陸地測量部時代に測量のため、三角座標が設置された場所である。日野市内でも三角点があった所は、一、二箇所程度であったという」
三角点とは、地図作成のために測量を行う際、その位置の基準となる地点のことだそうだ。また「このあたりで最も高いといわれた丘がそびえていた」とあるが、現在は公園から南側の方が土地が高くなっている。しかし当時は、ここが最も高い丘だったのだろう。
園内にはジャングルジムやブランコ、鉄棒などの遊具があり、こちらでは近所の子どもたちが声をあげて駆け回っていた。また公園中央にある立派な藤棚では葉が青々と茂っており、手を伸ばせば届く位の位置までツルが伸びていた。
藤棚下のベンチで日差しを避けながら一息ついていると、時折心地よい風が吹いてくる。この公園は高台にあるため、風の通りもよいのだろう。園内では所々に高い緑が伸びており、これからの季節も涼しく過ごすことができそうだ。
三角形の頂点となる園内奥側は一段下がった造りになっており、こちらにはカラフルな滑り台が置かれていた。また、この辺りは周囲の道から切り立ったような地形になっていて、三角形の頂点からは遠方まで見通すことができた。
公園南側の入口近くにある階段を上ると、きれいに手入れのされた芝生の広場があった。公園南側に建つ団地の傍らにある広場であるが、こちらも公園の一部という位置付けのようだ。ここから下を見下ろすと、バス停から上った歩道の中央に三角形の植栽エリアがあり、ツツジの花がきれいに咲いていた。
七生緑小学校の隣には、丘陵地の樹林を生かした百草台自然公園がある。ここには高い丘がそびえており、丘の頂上からは眺望を楽しむことができる。こちらに寄ってみるのもよいだろう。
(2018年6月掲載) 地図
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