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子供に大人気の複合遊具
高幡不動駅北口から、浅川の土手に出ると、上流側には高幡橋が架かっている。土手脇の階段から高幡橋に上ると、南側には高幡不動尊の五重塔が見える。橋を渡り、新川崎街道を右に入ると、住宅街の中に小さな公園が見えてきた。ここが1398uの川原附公園(かわらつきこうえん)だ。
園内には用水を引き込んだ池を中心とする水の流れがあり、取入口からは水が勢いよく湧き出ている。近くには小さな木製の橋も架かっていた。すり鉢状になった池の斜面には階段で水際まで降りることができ、ちょっとした親水広場のような造りだ。 池の中には数個の飛び石があり、この日は放課後の小学生たちが勢いよく石に飛び乗っていた。水面はそれほど澄んでいるわけではないが、ふと見ると、水を飲みにやってきた鳩の姿があった。
もうひとつの特徴は、大きな木製の複合遊具が置かれていることだ。
この複合遊具は滑り台や上り棒、丸太が連なったつり橋や階段などが複雑に組み合わされたもの。上から吊るされたロープを使ってよじ登る斜面などもあり、なかなか面白そうな遊具だ。
砂場に繋がっている滑り台は長さがあり、よく見ると、頂上部にはかわいらしい小さな座っているリスの置物があった。近くにはタイヤのブランコや、中を通り抜けられるようになっている木製の箱なども置かれていた。この複合遊具は大変人気で、終日、子どもたちが嬌声が途切れることはなかった。
住宅街の一角にある小さな公園だが、池や凝った複合遊具があるからか、地域の子どもたちに大変親しまれている公園といった印象だ。
帰り際、高幡橋から下流側を見ると、ライトアップされたふれあい橋中央の白い塔が鮮やかに光っていた。
(2016年11月掲載) 地図
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