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橋からせり出しているオブジェ ベンチが置かれたせり出し部分
多摩モノレールの高幡不動駅を新井方面に降り、頭上を走るモノレール沿いに直進すると、浅川に架かる新井橋が見えてくる。
橋を渡っていくと、橋の外側にせり出した部分が片側に2箇所ずつあり、ちょっとした展望広場のようになっている。最初のせり出し部には、曲がりくねった3本の塔のようなオブジェが建っていた。上流部を見渡してみると、右岸側の河川敷は緑に覆われているが、その中に黄色い花々が咲いている場所があり、隠れたお花畑のようでなかなか面白い。
少し進むと、次のせり出し部があった。こちらにはベンチが置かれている。上流部を望むと、500メートルほど先にある万願寺歩道橋の高い塔がよく見える。また、この辺りの河流は三日月のような大きな弧を描いており、夕日に映える水面がとても美しい。川を覗き込んでみると、水も澄んでおり、浅瀬をゆらゆらと泳ぐ魚の姿も見えた。
橋を渡った先には、日野市東部会館があり、こちらには室内温水プールがある。ジョギングやサイクリングの帰りに一汗かいていくのも良いだろう。
多摩丘陵を望みながら右岸に戻り、万願寺歩道橋まで歩いてみた。土手はよく整備されていて、散策も気持ちよく楽しめる。当日もランナーや親子連れ、放課後の学生たちなどで賑わっていた。芝生に腰を下ろすと、土手の斜面にはピンク色の花が咲き、耳をすませば野鳥のさえずりも聞こえてくる。新井橋の上をのんびりと走るモノレールの姿も、なんとも風情があるものだ。傍らには近所の人が植えたと思える花壇があり、雰囲気を添えていた。
万願寺歩道橋近くからは向島用水親水路が伸びている。親水路には風情ある東屋や水車小屋があり、緑も豊かなスポットだ。こちらに寄ってみるのもよい。
(2015年6月掲載) 地図
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