小さな散歩道

ひのわんパーク (日野市上田)

 ドッグラン入口

カメラを気にするワンちゃん
エリアは大型犬用と小型犬用に分かれている(浅川の土手から写す)

10月末には国立に引っ越すポニーたち

  高幡不動駅南口から川崎街道を西へ進み、高幡橋を渡る。そのまま川沿いに進んでいくと木製の「ひのわんパーク」の看板が見えてくる。駅から歩いて20分ほどの距離だ。

  駒形公園の一角にあるこの日野市営ドッグランは「人と犬の共生社会」をコンセプトに作られた都内初の自治体公設ドッグランだ。使用料は無料だが、日野市に蓄犬登録している犬でかつ、狂犬病の予防注射をしている犬に限る。
  場内は小型犬と大型犬のエリアに分かれていて、ベンチや水道も設置されている。この日は夕刻にかけて近隣の人々が続々と集まり、飼い主さん同士の会話に花を咲かせていた。リードを外された犬たちは嬉々として場内を駆け回ったり、他の犬と交流を図ったりしていたが、初参加なのか、なかなか動けずにいるシャイなワンちゃんの姿もあった。有志のボランティアにより運営されていて、広い駐車場(30台)も整備されている。

  園内には隣接する柵のなかにジャックとダンディと名づけられた2頭のポニーがいた。2004年の「新撰組フェスタ」の際に豪州から来日。イベント後にNPO法人が飼育しきれなくなり、各方面に引き取られたが、最後に残ったのがこの2頭だった。市民団体が飼育し、時には、市内の小学校や幼稚園などを回っている。
  2頭はとても人懐こく、人が触っても動じることなく、のんびりと闊歩していた。とはいえ、時折「パカッパカッ」と小走りになると、砂煙が舞うほどの迫力があった。さすがに子どもたちには人気のようで、多くの親子連れがポニーと触れ合っていた。何とも愛くるしいポニーたちだが、10月末には、国立市谷保の農園「くにたち・はたけんぼ」に移転が決まったそうだ。

■ひのワンパーク (日野市上田633)
開場/9時〜17時 (7〜9月は18時まで)
休場/12月29日から1月3日
使用料/無料
問合せ/日野市環境共生部・環境保全課
      TEL 042-585-1111

(2014年10月掲載)  地図


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