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京王線南平駅から線路沿いの道を歩き、一番橋通りを越えて10分余、子どもたちの声でにぎわう公園の入り口に着いた。南平体育館のすぐ近くだ。
広さ1300平方メートルほどの小規模ながら、滑り台やブランコがあり、北側には浅い水路が流れている。 水路には隣の駐車場との間に木橋風の橋も掛かっている。この日は近所で催しでもあったのだろうか、親子連れで大にぎわいだ。 一輪車で走り回る子、ラジコンカーで遊ぶ子、鬼ごっこに興ずる子、砂場で遊ぶ子などさまざま。犬を連れて散歩する大人も子どもの仲間入りしている。
園の一角に、少女の銅像があった。石の台座にちょこんと立ち、小首をかしげて右手に小鳥を乗せている。 その台座にはめ込んである碑文によれば、この地区は、平成元年から13年間の区画整理が行われたとのこと。 それによって、この公園が生まれたのだろう。
公園に隣接した柿畑の柿の実が、夕日に映えて赤く輝いていた。
(07年12月掲載) 地図
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