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JR日野駅から甲州街道を歩いて約10分、「立日橋」方面へ曲がると間もなく、陸上競技場と遊園地が一緒になったような公園に着いた。入り口を入ると目の前に、巨大なハンモックをいくつも組み合わせたような遊具が現れた。子どもたちがロープをつたってよじ登っている。高さは5〜6メートル。てっぺんまで登ると、かなり高く感じるだろう。
その先にあるのはバンガロー風の小屋。中にはベンチや、小さなテーブルが備わっていた。子どもが休んだり遊んだり出来そうだ。
さらに進むと、3人の女性のブロンズ像があった。「太陽に向かって」と題された群像は、中央の像が大きな輪を頭上高くささげた「よろこび」、左側が木の幹を抱えた「みどり」、右側が鳩を放そうとする「はばたき」と、それぞれ名づけられていた。
公園に隣接した競技場は、申し込みをすれば一般使用、貸切使用として使うことが出来るとのこと。この日フィールドに人影はなく、代わりに青々とした芝生の中で主役を演じているのは、餌の虫でも探しているのだろうか、たくさんの小鳥たちだった。
雑木林の中に不思議な石像を見つけた。台座の石には猫や魚、鳥、犬のレリーフが彫られている。その上には人間とも動物ともつかない像が、横たわるような形で載っている。雑木林の一角に「蚕糸研究ゆかりの地」の記念碑が立っていた。
(2007年1月掲載) 地図
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