小さな散歩道

日野市民プール　（日野市川辺堀之内）

　

　 南平から浅川に掛かる高幡橋を渡って、川沿いに上流へ向かうと、中世ヨーロッパ風建築を思わせる建物がいくつか見えて来た。濃緑色のとんがった屋根に白い壁、屋根のてっぺんにはガラス張りの展望塔のようなものもある。メルヘンの世界に出てきそうな可愛い様式で、目を引く。市民プールの管理棟だ。
　 受付で担当者の許可を受けて、ロッカールームからプールサイドへ出てみた。もちろん普通の場合は水着に着替えた上、手荷物は持ち込めないのがルールなのは、ご存じの通り。
　 訪れた日は午前中晴れて、猛烈な暑さだったので、大勢の人でにぎわったそうだが、午後はあいにく雷雲が発生し雨も一時強く降ったため、帰ってしまったお客もいた。それでも雨がやんで、日差しが再び出てくると、利用客が戻って来たようだ。三つあるプールのうち、中ぐらいの25メートルプールは家族連れでにぎわい、一番大きい50メートルプールもグループ連れの歓声が響いていた。
　 市民プールの南側を流れる浅川に、対岸と結ぶ「駒形の渡し舟」がある。南平や平山方面からの利用者のため、プール開設期間中運行されている「夏の風物詩」だ。天候によって中断もあるのでご注意。
　 プール使用料は高校生以上の大人が３時間２００円、中学生以下の小人同１００円。３時間超過は大人１時間１００円、小人同50円。８月31日までの午前９〜午後５時開設。

（2006年8月）　　地図

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