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大田区立郷土博物館

縄文時代の深鉢土器

古墳時代の竪穴住居の模型

都立田園調布高等学校内遺跡から出土した
縄文時代の多数の貝(地層剥離標本)

馬込文士村コーナー
馬込に暮らした文士、画家の原稿や作品、手紙など展示
大森駅北口改札(山王方面)から東急バス 4番乗り場の「荏原町駅入口行き」で 「万福寺前」下車、徒歩2分。落ち着いた住宅地に佇む博物館の館内は、ゆったりとした展示構成で、静かに歴史と向き合う時間を提供してくれる。
2階、3階が常設展示室だ。古代の遺跡から江戸時代の農村文化、さらに近代の都市化に至るまで、大田区の移り変わりを実物資料や模型、写真などで紹介している。
2階入り口の大きな画面は、大田区の歴史を地域ごとに学べる情報検索システム「おおた歴史探検ガイド」。自分が住む町の歴史を知ることができる。
《地中に刻まれた歴史》コーナーでは、大昔の人々が残した暮らしの跡(遺跡)が大田区内には約230あり、それらの発掘調査で見つかった旧石器、縄文、弥生、古墳、古代、中世までの道具(土器、石器、金属器)を中心に、それぞれの時代の住まいやお墓、道具などの特徴がよく分かる展示になっている。中でも縄文時代の貝層やイヌの墓のはぎ取りなど、迫力がある。
《農漁村の風景》コーナーでは田畑で米や野菜を育て、川辺・海辺で魚や貝をとり、海苔養殖を行っていた今とは違う農漁村の暮らしを紹介。 六郷用水が区内を流れ、麦わら細工のお土産品が作られたのもこのころだ。
3階の《馬込文士村》コーナーは、かつて馬込・山王・中央に居住した文士・画家たちの作品のほか、自筆原稿・遺品などを展示。川端康成や尾崎士郎、宇野千代らの暮らしの紹介は、当時の文化的な息吹を感じさせる。
《近代化とまち》コーナーでは、昭和の生活用品や写真資料の展示。「昔の暮らし展示室」の暮らしの移り変わりコーナーは畳敷きに「足踏みミシン」「炭火アイロン」「おきゴテ」「ちゃぶだい」などが置かれ、「昔の道具をさわってみよう」と来館者に「靴を脱いで上がって」とよびかけている。松竹キネマ鎌田撮影所、グラステージ内撮影所や大船撮影所俳優館(メイク、結髪、衣裳)の紹介を粘土人形などを使った模型で見せる力作もある。

昔のくらし展示室の「暮らしの移り変わり」
また、1階特別展示コーナーでは「続!写真展 郷土を知ること、学ぶこと―宮川茂が写した大田―」を開催。本年1月から3月まで同館で開催し、評判を得た宮川茂写真展の追加開催だ。大田区の小学校で長年、教員・校長を務めた宮川茂さん(1909―69)が撮影した昭和40年代の大田区の各地の写真を展示。3階の特集コーナーでも「蒐集家 宮川茂」と題して宮川さんが集めた絵馬など旅の思い出の品を展示。共に6月21日まで。6月24日から9月13日まで特集展示「大森駅開業前夜 150年前の大森を振り返る―」が企画されている。入場無料。
■大田区立郷土博物館 (電話:03-3777-1070)
開館時間/9:00〜17:00
休館日/祝日を除く月曜日、年末年始
(2026年5月掲載) 地図
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