| 小さな散歩道 目次へ |






東急田園都市線用賀駅、あるいは小田急線千歳船橋駅からバス、「農大前」で下車。両側をケヤキの並木が覆う「けやき広場」を抜けるとJRA馬事公苑の正門につく。バス停から3分の近さだ。
日本の馬事振興の拠点として馬事公苑が開苑されたのは1940(昭和15)年。2021年に行われた「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」馬術競技会場に使われた後、大規模改修工事に入り、2023年11月、約7年ぶりに大規模リニューアルオープンした。一般利用を前提とした「馬文化の発信拠点」と「緑豊かな都市公園としての開放性」を両立させた点が大きな特徴だ。
正面入り口から入って左のメインオフィス1階。馬や馬術関係の書籍が自由に読めて、映像も楽しめ、さらにカフェスタンドもあるホースギャラリーがオススメ。本格的な馬術の気分が味わえるホースシミュレータ―も設置され人気だ。同じフロアにはキッズコーナーもある。
2階のレストランでモーニングを楽しむ。テラス席に出なくても隣接するメインアリーナを一望できるからすごい。

2階レストランのテラスからメインアリーナ馬場を見る
次に中心となるメインアリーナ(屋外競技場)へ。2020オリンピック・パラリンピックで使用された馬場だ。5月3日〜5日にはJRAホースショー(馬事公苑馬術大会)、9月の秋分の日には「愛馬の日」として全国各地に広がる「馬事芸能」などの披露が行われる。11月または12月には「ジャパンブリーディングホースショー」が開かれる。
その隣は屋根のついたインドアアリーナで、ここも馬術大会会場になる。その北東は厩舎エリアで、一般は入れないが特別に取材ということで見せてもらった。繋養(けいよう)する乗用馬たち約60頭が過ごしている。馬の福祉に配慮した最新仕様が導入されている。
公苑の周囲には緑豊かな要素がいっぱいだ。四季折々の草花が楽しめる「彩(いろどり)のこみち」、よく近隣の保育園児が遊んでいる「はらっぱ広場」、開苑以来の原生林が残る武蔵野自然林。空中歩廊やツリーハウス(イベント時のみ開放される)が面白い。
遊具がある子ども広場も隣接。また苑内には5カ所ほどに放牧場が設置され、乗用馬やポニーを見ることができる。入苑無料。地域に開かれた「馬と緑の公園」として十分に楽しめる。
■JRA馬事公苑
開苑時間/11月〜2月 9:00〜16:00、3月〜10月 9:00〜17:00。
休苑日/ 年中無休
問合せ/03‐3429‐5101
(2026年1月掲載) 地図
| 小さな散歩道 目次へ | 前へ | 次へ |