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目黒通り沿いにある玉川神社
とっくり型をしたクスノキ
上にいる両親に助けを求める子獅子
(左)石(いわ)獅子全体像
東急大井町線等々力駅から徒歩5分と近い。大井町線と交差する目黒通り沿いにあるからすぐわかる。
玉川神社本殿
石段を上り鳥居をくぐり水屋の右奥を見ると、すそが丸く膨らんだ大木があった。「名木百選 クスノキ 世田谷区 昭和36年3月選定 令和2年1月再選定」とプレートにあった。環境省によると、樹高13メートル、幹周5.10メートル。幹周の太さでは都内第5位。この神社のような下膨れの巨木はクスノキに時々見られるそうだ。
玉川神社の創建がいつ頃かはわかっていないが、元は熊野社と言っていたという。室町時代の文亀年間(1501〜04)、世田谷城主の吉良頼康が紀州熊野より勧請(かんじょう)したと伝えられている。明治40(1907)年、近くの神明社などを合祀した時に地名に因んで社号を玉川神社と改称した。
立派な社殿に手を合わせてから、ふと右を見ると「石(いわ)獅子」の案内板があった。作られた崖の上には、下を見る雄と雌の粗々しい獅子の像が、そして足元を見ると子どもの獅子が悲しそうな表情をして上を見あげている。近くにある説明版によると、獅子は子どもを深い谷に投げ、生き残ったものだけを育てるという俗説がある。そこから、自分の子どもに苦しい試練を与え、その才能を試し立派な人間に育てることのたとえとして昔からこのような子育て信仰があったと書いてあった。
岩の上には両親
境内は広く、高木に囲まれ、鳥居前の目黒通りの車の音も気にならないほど静かだ。ベンチもいくつか置かれているので、散歩の途中の一休みにおススメしたい。
帰りは同神社隣りの満願寺(真言宗智山派)で手を合わせ等々力駅に向かった。
(2025年3月掲載) 地図
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