小さな散歩道

上野毛自然公園(世田谷区上野毛2丁目)


上野毛自然公園の石の銘板

園内の雑木林の間をめぐる階段

高台公園入口近くにある同公園の看板

 東急大井町線上野毛駅から徒歩5分。改札を出て左に行き、環八を渡って坂を降りたところの丸子川とぶつかる手前の左の森が上野毛自然公園。途中、歌手・俳優の宮城まり子さん(1927-2020)が開設し、理事長を務めた身体障害者養護施設「ねむのき学園」東京事務所の門を発見し驚いた。

 公園の入口にはテーブル、椅子、水飲み場があるが、園内はクヌギやシイ、ナラなどの高木が伸び、薄暗い。国分寺崖線の斜面を利用した自然公園で、これらの樹木の間を縫うように、数本の階段が左右に伸びている。1段あたりの高さが短いので、手すりを伝いながらゆっくり登る。


上野毛自然公園東側の高いところにある高台公園

  登りきると視界がパッとひらけ、平らな広場があった。周囲にサクラの木が植えられ、3月はきっと花見の人で賑わったことが想像できる。この広場は高台公園とも呼ばれ、環八をわたって、上野毛自然公園に向かう坂の入口から最初の交差点を左に入った所にある。幼稚園の手前に高台公園入口をしめす看板があるからすぐわかる。

 これから夏にかけて、この自然公園にはクワガタ虫の仲間やセミ類、チョウ類の中間など都心では見られない虫たちが見られそうだ。
  帰りは同公園から5分のところにある五島美術館に寄って帰路についた。

(2024年6月掲載)  地図


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