小さな散歩道

西嶺児童公園(大田区西嶺町24−2)


旧六郷用水路散策路

湧き水を利用した旧六郷用水路に泳ぐ鯉

公園入り口

庚申塚

 東急多摩川線の沼部駅から多摩堤通りを進む。JRのガードをくぐると、歩道の脇には水路が伸びていた。これは、江戸時代に開削されたという六郷用水の主要ルートを整備した「旧六郷用水散策路」だ。湧き水を利用したこの散策路は、親水スポットとして高い評価を受けているようだ。
  仏教徒の旗・仏旗が掲げられた密蔵院を横目に散策路を進む。路沿いは緑が豊かで、所々に植物の説明版も設置されている。なかなか心地のよい散策路だ。

  散策路を進んでいくと、通りの先には「六郷用水の跡」の石碑があり、傍らの石垣の上には「六郷用水・石塚橋跡」という看板が立っていた。この辺りは川幅が広くなっており、傍らの親水テラスでのんびりとくつろぐ人たちの姿もあった。さらに進むと、通りの手前には小さな池のようなスポットがあり、澄んだ水の中では色とりどりのコイが優雅に泳いでいた。

  池の先で道は二手に分かれるが、ここで散策路と別れて左側の坂道を上る。坂道を上って交差点を渡ると、右手に西嶺児童公園が見えてきた。この公園は、住宅街の一角にある小公園といった性格の公園だろうか。


円形砂場や滑り台が小さな子どもたちに人気

  園内中央には、カラフルな滑り台と円形の砂場があり、ベンチや鉄棒も設置されている。小さな公園だが、園内は小さな子どもを連れたお父さんやお母さんたちでにぎわっていた。砂遊びにいそしむ子どもたちに「砂を投げないでねー」と注意しながらも、熱心にカメラを構える若い親御さんの姿が見受けられた。

  公園の周囲には住宅が建ち並んでいるため、ボール遊びなどには不向きだろうが、小さな子どもたちが遊びまわるにはちょうどいいサイズの公園なのかもしれない。また、小公園ながらもトイレや水道も設置されていて、使い勝手のよさそうな公園だ。園内奥には南国風の植物が植えられており、その傍らでは柑橘類がたくさん実っていた。

  なお、散策路の池のすぐ近くには庚申塔がある。かつて、この地(旧嶺村の高砂)の住民が村の厄災を防ぐためにこの庚申塔を建てたのだという。こちらに寄っていくのもいいだろう。

(2023年3月掲載)  地図


小さな散歩道 目次へ 前へ  次へ