小さな散歩道

九品仏広場(世田谷区奥沢7‐34‐6)


公園は浄真寺の参道脇にある

浄真寺参道

滑り台

浄真寺参道入口

  大井町線九品仏駅下車徒歩3分。自由が丘駅南口から徒歩8分。九品仏駅改札を出て左、踏切を渡り北へ進み道路を渡ったところが、九品仏浄真寺参道入口。松並木を約110メートル行ったところの右にあるのが九品仏広場(805.45平方メートル)。


小さな子どもに人気の砂場

 砂場、すべり台、ブランコ、鉄棒、野外卓(あずま屋)、ベンチ、水飲み場、車いす用トイレがある小さな広場だが幼児から小学校低学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいっぱい。キャーキャー言いながら駈け回って鬼ごっこ、思いっきりブランコをこぐ女の子も。砂場では小さな子どもが砂と水を混ぜて、お団子作りに夢中になっていた。

 「この近くに公園がないので、毎日子どもと来ます。規模も小さく、子どもにはちょうどいいのではないかしら」と若いお母さん。お父さんも2〜3人いて、子どもとの時間を楽しんでいた。

 訪問した日は土曜日の午後だったが、こんなに子どもがいる公園は珍しい。元気に遊ぶ子どもの賑やかな声はいつ聞いてもいいなと、あずま屋のベンチで一休みする。九品仏さんに時々お参りに来るという地元のおばあちゃんは、「参道が長いので、この広場で一休みしているの」と。トイレ休憩や一服するのに最適だ。だが、周囲は住宅街。ご近所迷惑になるので大声は出さないようにと張り紙があった。

 九品仏浄真寺さんをお参りする。同寺には9体の印相の異なる阿弥陀如来像が安置されているところから九品仏といい、それが寺の、町の名前の由来になっているということが分かった。緑の多い境内をゆっくり歩き、心があらわれた。帰路は駅の反対側に行き、並ぶ飲食店で夕食を楽しんだ。

(2023年2月掲載)  地図


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