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ガラクタ公園全体
京急空港線で大鳥居駅へ。東口から地上に。目の前の大通りを左に行き、環状八号線にぶつかったら左に進むとすぐ「萩中公園入口」という信号が見える。右に曲がると左から子どもたちの声が聞こえてきた。駅から徒歩6分の近さだ。
ガラクタ公園は1967(昭和42)年、萩中公園内に作られ、本物の重機などを子どもの遊具として利用して話題になった。その後、公園内の萩中集会所移設整備に伴い、ガラクタ公園もリニューアル。
中央にあるジャンボすべり台が人気を集めている。当初は大型トラックの荷台を利用したものだったので、減速部分がなく尻もちをつく子どもがいたり、危険な点があったそうだ。新設ジャンボ滑り台には減速部分を設け、より安全に改良した。トラックの形に見えるようにタイヤの部分にトンネルを設置したり、様々な昇り降りができるように階段の他に大小の古タイヤ、クライミングホールを取り付けた。ジャンボすべり台は、幅が広いので手を繋いで数人で一緒に滑れるのが魅力だ。
小惑星探査機「はやぶさ」に大田区の部品技術が使われていることから、「スペースシャトル」をモチーフにした遊具も新設した。
また、蒸気機関車は小さな子どもに大人気だ。1914(大正3)年イギリスで製造され、1966(昭和41)年9月まで東武鉄道で最後の蒸気機関車として活躍していたものだ。老朽化に伴い、1996(平成8)年、大改修した。
その他、鉄道の保線作業に使われた軌道モーターカーや消防車、都電、トラック、ボートなどが置かれている。どれも運転席に入れるので、「しゅっぱーつ」と言いながらハンドルを回す子もいた。
訪問したのは平日の午後。小学生がキャー、キャー言いながら鬼ごっこに興じていた姿が日没まで続いていた。
(右)SL「四輪連結テンダー機関車B-3」。 運転席にも入ることができる
ガラクタ公園の利用時間は午前9時から午後5時まで。JR蒲田駅から京急バスの「萩中経由羽田空港行き」に乗り、「萩中公園前」下車徒歩1分。
(左)消防車 (中)トラック) (右)元都電荒川線の車両
(2022年11月掲載) 地図
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