小さな散歩道

市ヶ谷方(いちげた)児童公園(大田区南雪谷4‐13‐16)

 
(左)カラフルな滑り台  (右)公園の中から道路を写す


入口の看板

長いアプローチ

トイレと水飲み場

  東急電鉄池上線の雪が谷大塚駅から徒歩7分の住宅街にある小さな児童公園を紹介。駅南口から左手にまっすぐ延びる商店街を行く。スーパーのオオゼキ雪谷店を過ぎて、南雪谷自治会館のある四つ角を右に。3つ目の四つ角を過ぎて右から2軒に大田区立市ヶ谷方(いちげた)児童公園の看板がある。

 アプローチを入っていくと正面にカラフルな滑り台が見える。右に砂場、かわいい丸テーブルとイスもある。その左は芝生を育成しているのか立ち入り禁止区域になっていた。その中に一本の大きな木があり、よく見ると膨らんだつぼみがいっぱい付いている。白い花のようだが…。3月に花が咲くのが楽しみだ。


かわいいテーブルとイス

  同公園の設置は1990年。広さ441平方メートル、四方を住宅に囲まれている。入口にオートバイ、自転車禁止と書かれていたが、当然と思えるほど小さくて、車の通る道から奥に入っているので静かだ。訪れた日は風が強く寒い日だったので、公園で遊ぶ人はいなかったが、これだけ車道から離れていると小さな子どもが車道に飛び出る心配がないのでママも安心できる。トイレもあり、水飲み場もあるので利用しやすい。

  それにしても、この公園の「いちげた」という名前が気になり近くの人に聞いてみた。すると、おじいちゃんから聞いた話として、昔はこのあたりは「市ヶ谷方」だが、呼び名が違っていたそうだ。「いちげかた」と呼んだが、それがいつの間にか言いにくいので「いちげた」になったのではないかと。公園ができた時に昔の町名を残そうと「市ヶ谷方」と名付けたということのようだ。

(2022年2月掲載)  地図


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