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出世稲荷神社の祠
東急東横線田園調布駅と多摩川駅から徒歩10分。線路と環八通りに挟まれた住宅街にあるのでわかりずらい。当日は多摩川駅から行った。
駅を降りて田園調布駅方面に線路沿い歩く。どこを右折すれば分からなくなったので、ご近所にお住まいの男性に聞くと「分かりづらいからご案内します」と付き合ってくださった。ありがたい。
本当に住宅街にぽつんとあった。多摩川駅出世稲荷児童公園の横に鎮座する。単に出世稲荷とも、出世稲荷大明神ともいうそうだ。
道路側から見て一番手前には大雄山道了尊の祠がある。大雄山は、箱根外輪山の明神ヶ岳中腹にある曹洞宗の古刹、大雄山最乗寺のことか。最乗寺は1394年(応永元年)開山。その開山者の弟子が道了禅師だ。
次の真ん中にあるのは湯島天満宮の祠と薪を背に書を読む少年、二宮金次郎像がある。湯島天神を勧請したものか。
湯島天満宮の祠
一番奥が出世稲荷の祠だ。社号票には正一位出世稲荷大明神とある。とすると京都伏見稲荷大社系列となる。ご利益は学業・受験合格、家内安全、商売繁盛、火難除けとあった。
新型コロナウイルスの感染被害が一日も早く治まるようにと手を合わせて帰った。
帰りの道を同神社の隣の出世稲荷児童公園にいたおじいちゃんに聞くと、田園調布駅の方が早いかなと教えてくれた。神社の前の道を左折。バスが通っている福徳商店街の通りに出た。そこに「出世稲荷神社入口」という案内板が立てかけてあった。福徳商店街を右に。人の流れに沿って左折すると田園調布駅前に出た。多摩川駅からより、こちらの方が道は分かりやすい。
(2020年6月掲載) 地図
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