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(左) 拝殿
(右) 樹齢600年の御神木
池上線の久が原駅下車、久が原駅前通りを西に進み、環八とぶつかる右の角にあるのが白山神社。境内はきれいに掃き清められ、整備されていて気持ちがいい。
鳥居をくぐると参道の両脇に一対の狛犬が。明治29年(1896)奉納と台座に刻まれている。一般的に狛犬は、雌が子を抱き、雄は毬を抱えているが、ここの狛犬はよく見ると2匹とも子を抱いていて珍しい。
(左)
ここの狛犬は2匹とも子どもを抱えている (右) 拝殿の見事な彫刻
正面に大正期の立派な社殿が鎮座していて、拝殿の彫刻が見事なのに驚く。 ここの東嶺の白山神社の正確な創建時期は分からないが、寛文年間(1661〜72)頃と言われている。古くは女体権現社と称し、明治元年に白山神社と改称した。
左には樹齢600年の御神木である常緑広葉樹のタブノキ。数度の火災にも負けずにそびえ立つ姿が立派なところからパワースポットとして人気がある。大田区保存樹にも指定されている。
環八側に庚申塔を見つける。説明板によると、江戸時代に民間信仰として栄えた庚申塔供養はその象徴として村の厄災を防ぐため建てられ、当地(旧嶺村、広末、相生)の住民が庚申塔建立をしたとあった。
環八通りに面している「交通安全 無事カエル」像が愛くるしい。
最近の話題としては、バンドの「SEKAI NO OWARI」の結成のきっかけになった神社としてファンの間では知られている。別々の高校に進学していた中学の同級生の Fukase と Nakajin が、ある年の大晦日にこの白山神社で偶然再会したことをきっかけに、ふたりで楽曲制作をするようになり、バンドを結成したという。
★御朱印は御嶽山駅から徒歩3分の「御嶽神社」第一社務所で受けてくれる。(初穂料300円)
(2019年7月掲載) 地図
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