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東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」から9分、距離的には大井町線「上野毛駅」からの方が少し近いようだが、同じ名前の二子玉川駅から歩いてみた。
公園方面の東口に出ると、日曜日の午後とあって、駅の改札口から隣接したショッピングセンターではいくつかのイベントが開催されていて、
若者や小さな子どもを連れたファミリーで賑わっていた。
おしゃれなカフェや雑貨店が軒を連ねる公園へのアプローチ、リボンストリートに繋がる。駅から10分ほど歩くのだが、
ショッピングモールやきれいに整備された遊歩道を通るので、公園に到着するまでの間も十分楽しめる。
公園に入ってすぐ目に入る岩場を流れる清流の先に「帰真園(きしんえん)」がある。2013年に、国分寺崖線の緑や多摩川の水など世田谷区の豊かな自然や、
東京のリゾート地として発展してきた文化を踏まえ、区立初の周遊式日本庭園として開園。子どもから高齢者までみんなが楽しめるよう設計されたユニバーサルガーデンだ。
池の周りの周遊路には随所に趣向が凝らされており、四季折々の草花も楽しみながら時間をかけてゆっくり歩きたい。
(左) 日本庭園「帰真園」 開園日/休園日:毎週火曜日、及び年末年始 開園時間/9:00〜17:00(11月〜2月は16:30) |
(右) 旧清水家住宅書院 開館日/日曜日・祝日・第2月曜日(12月29日〜1月3日は除く) 開館時間/9:00〜16:30(11月〜2月は16:00) |
園内にある「旧清水家住宅書院」は、伝統の和風建築の文化的価値が認められ、区の有形文化財に登録されている。
毎週日曜日、祝日、第2月曜日に無料で解放されている。希望者には、開放日に常駐しているスタッフが10分程度の解説をしてくれる(無料)。
書院造りの和室から眺める「帰真園」は一幅の絵のようだ。ただ、すぐ近くに高層ビルが迫っているのが、ここが都会の中のオアシスであることを思い出させてくれる。
(左) ビジターセンターから公園を見下ろす (右) ナチュモコガーデン
公園内には、他にも子どもたちが遊べる広場や、住民管理花壇のナチュモコガーデンなど、様々なエリアがある。 公園入口のビジターセンターで情報を入手し、何かイベントが企画されていたらそれに参加するのも面白そうだ。
二子玉川駅周辺から公園までのエリアは、「二子玉川ライズ」として2015年に完成。公園でゆっくりした後は駅周辺でグルメやショッピングなど、 このエリアにいるだけで一日じゅう楽しめそうだ。
(2016年10月掲載) 地図
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