小さな散歩道

続・北沢川緑道 (世田谷区梅丘から豪徳寺、経堂、赤堤へ)


葉が出始めたユリノキ


公園の真ん中の大きなケヤキの木が日陰を作ってくれる

 2月号で紹介した北沢川緑道の続きを歩く。
 1回目は目黒川緑道に合流する地点から、小田急線梅ヶ丘駅まで歩いた。2回目の今回は梅ヶ丘駅からスタートして豪徳寺方行に歩く。

  同緑道は河川にふたをして暗渠にして作った道なので、民家や、商店の裏側を通っていることが多い。洗濯物が干してあったり、使わなくなった植木鉢が転がっていたりして生活の臭いがあり面白い。


世田谷線山下駅の先に
ユリの木公園が見える

第2回「せたがや界隈賞」に
選定された (昭和61年)

 

 

 

 

  橋詰広場、福祉総合センターを過ぎ、豪徳寺駅付近で道が突き当たってしまった。左の道を行くと商店街に出た。緑道の続きは世田谷線の線路の下を通って山下駅の先につながっていた。ここから経堂駅付近までの約600メートルの緑道は特に「ユリの木公園」と名付けられ世田谷百景に選ばれている。公園といっても広場も遊具もなくレンガ敷きの歩道が続き、「ユリノキ」が歩道の両サイドにズラリと並ぶ。緑道整備の時に近隣住民の要望で植えられた。

 

  ユリノキはモクレン科ユリノキ属の落葉高木で、葉っぱの形が奴の形をしている。黄緑色のチューリップに似た花を5月から6月にかけて、枝の先端につけるそうだ。「今年はかなり深く剪定してあるので葉の出方が遅いようだが、開花が楽しみ」と近所の人が話してくれた。 途中「山下公園」で一休みして子どもたちの歓声を楽しんだ。

  経堂赤堤通りで北沢川緑道は終わった。バス停「経堂赤堤通り団地」からバスに乗り、「梅ヶ丘駅」で下車、帰路に。

豪徳寺駅前に鎮座する招き猫像

豪徳寺たまにゃん祭り  5月10日(小雨決行)、11時〜17時30分、豪徳寺商店街全域(豪徳寺駅周辺)

(2015年5月掲載) 

 


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