小さな散歩道

羽根木プレーパーク (世田谷区代田4丁目)

幅が広い滑り台はどこでも人気
ターザン遊び
かまどでマシュマロを焼く子どもたち
2月23日現在、梅は五分咲き

 2月23日、羽根木公園(小田急線梅ヶ丘駅北口5分)に。
 8日の大雪の翌日に同公園を訪れた時は、子どもたちの「やったー!」「キャー!」という歓声が聞こえていて、羽根木プレーパーク内の小屋の屋根の上の子どもと地上の子どもが雪合戦の最中だった。

  23日は晴天。元気な子どもたちに会いに再び行った。やはり子どもたちは屋根に上がって上機嫌だった。地上では、他の公園では禁止されている焚き火の炎がいくつも上がっていた。火の番をする子、棒にマシュマロをさして火であぶって食べる子もいた。ターザンのように空を飛ぶ子、木と木に渡した2本の綱を操って遊ぶ子、どの子の顔も輝いている。

  このエリアは「子どもたちの冒険遊び場」、プレーパークと呼ばれるところ。「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、1978年(昭和53年)に世田谷区が国際児童年の記念行事として設置した。プレーリーダーと呼ばれる大人と地域の人々によって運営されている。
  よく見ていると、焚き火の輪の中にも、屋根に上る子どもたちのそばにも「お兄さん」的な大人が子どもたちを見守っている姿があった。この人たちがプレーリーダーだ。一緒に道具や工具を使って廃材で小屋を作ったり、木登り、泥遊びをしたり、遊びづくりの相談相手になっている。北側には同公園の遊び場があり迷路などの遊具が充実している。

 羽根木公園は梅の名所で知られる。紅白合わせて60種以上、約650本が見られる。「せたがや梅まつり」は3月2日までだが、梅は3月中旬まで楽しめそうと地元の人。花見のついでにちょと足を延ばしてプレーパークへ行ってみては。子どもの元気な姿を見るのは気持ちのいいものだ。

■プレーパーク (世田谷区代田4-38-52)
開園時間/10:00〜18:00
定休日/火曜日

(2014年3月掲載)  地図


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