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大井町線等々力駅から徒歩10分、環八沿いにあり、東京都指定史跡「野毛大塚古墳」があることで知られる。テニスコートや野球場の間を通っていくと視界が広がり、並ぶテラコッタ色(茶色がかったオレンジ色)の土器が目に飛び込んでくる。
野毛大塚古墳は5世紀前半に造られた帆立貝式前方後円墳で、全長82メートル、後円部の高さ10メートルと南関東では最大級の規模とか。墳丘は三段になっていて全体が河原石で覆われていた。出土した多量の武器・武具類や石製の模造品から、この古墳は南武蔵の有力な首長の墓だったことを示している、と説明板にあった。
墳丘の頂上に上ることができ、周辺の町並みが一望できて気持ちがいい場所だ。
公園内には児童遊園や広場があり、いろいろな種類の遊具がそろっており、休日は小さな子どもを連れたヤングパパ、ママでいっぱいになる。ちょっと大きな子にはアスレチック風遊具が、大人には数々の健康遊具が用意されている。
園内は四季折々の花が咲き美しい。桜の葉が紅葉し、大きなケヤキの緑とマッチしていい感じだ。
帰りに環八にかかる「玉沢橋」から下を見ると、ちょうど等々力渓谷を散策する人々の姿が小さく見えた。渡りきったところにあった「等々力渓谷三号横穴」と書かれた石の標識に誘われて渓谷に降りた。この日は10月になっても日中はまだ暑かったので、涼しさを感じた。
(2013年11月掲載) 地図
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