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4月にオープンしたばかりの二子玉川公園に行ってみた。 敷地面積(約6.3ヘクタール)の半分の約3.6ヘクタールが今回完成した。
二子玉川駅から徒歩9分、上野毛駅からは徒歩8分。国分寺崖線のみどりと多摩川に囲まれた自然豊かな場所にある。みどりと水をつなぎ、人々がふれあい、憩い、子どもがのびのびと遊べる公園を住民と4年間かけて検討して出来た公園だ。
世田谷区立公園として初の回遊式日本庭園「帰真園(きしんえん)」を整備、その庭園内には100年前に建築された和風建築(毎週日曜日開館)を復元した
多摩堤通りのトンネルの脇の入り口から入る。なだらかな坂の脇にはアジサイの株がいっぱい。開花する梅雨時が楽しみだ。見晴らしのいい住民管理花壇(ナチュモコガーデン)、いこいのひろば、そして眺望広場からは、丹沢の山々や富士山を望むことができる。
今回開園した敷地内の中央に日本造園学会賞受賞作家・ア康隆さんの作庭による「帰真園」(約5,800u)がある。多摩川の水源である奥多摩の水干(みずひ)から当地までをテーマにした縮景庭園だ。中央の池は多摩川に見立てている。そのほとりに建つ和風建築は世田谷区の有形文化財「旧清水家住宅書院」だ。明治43年(1910年)から翌年にかけて台東区の清水家屋敷内に離れとして建築されたもの。大正8年(1919年)に世田谷区瀬田に移築された。そして今再度移築復元されたという。明治末から昭和初期にかけて、国分寺崖線に沿って多く存在した別邸の流れをくむものだそうだ。
訪れた日は土曜の午後。遊具の遊び場では小さな子どもと小学生、そしてお母さん方がいっぱい。流れる水に入って遊ぶ子、ボルタリングを楽しむ子、砂遊びをする子といろいろだ。世田谷区の名所が一つ増えた。
■日本庭園 「帰真園」
開園/9:00〜17:00 (11月〜2月は16:30まで)
休園日/火曜、年末年始
入園料/無料
■旧清水家住宅書院
開館/日曜日のみ 9:00〜16:30
(11月〜2月は16:00まで)
(2013年7月掲載) 地図
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