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5月号で紹介した呑川親水公園の下流を歩いた。用賀駅からバスで日本体育大学前で降りる。
近くの駒沢通りの地点から呑川は暗渠になり、上の部分を緑道として整備。
この遊歩道は桜並木に囲まれ、緑陰を楽しむ地域の人々の散策路として親しまれている。
呑川緑道のスタート地点には「呑川橋」と書かれた川柱が残る。
緑道を行くととおりと交差する地点には、「宮前橋」「深沢橋」など幾つかの川柱が残されている。
「これら川柱と桜並木が、緑道が以前は呑川の流れ路だったことを物語る唯一のもの」とボランティアで緑道を清掃している人が教えてくれた。
緑道を進むと右手に三島公園があり、公園の奥の池にはコイが泳ぎアヤメの紫の花が咲く。
この池は水辺の生き物が観察できるビオトープとして保護されている。
そもそも公園名の三島とは隣接する高台にある深沢神社が伊豆にあった三島神社の分社として創建され、三島神社と呼ばれていたことから。
その後、大正4年(1915)に当時の深沢村各所に祀られていた神社を三島神社合祀して深沢神社と改めた。
深沢公園通りを過ぎると緑道沿いには深沢中学校、同小学校があり、子供たちの通学路としても利用されている。
深沢3丁目あたりに来ると、庶民的な商店街「エーダンモール深沢」あり食事処がにぎわう。
駒八通り沿いには外のテーブルで食事できるしゃれたレストランも。帰りはバスで自由が丘駅に出た。
呑川緑道は駒八通りをわたって400メートル行くと目黒区に入り、都立大学近くを通って、緑が丘駅近くで九品仏川緑道とつながる。
(2012年6月掲載) 地図
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