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今年の桜の開花時期は例年より3日から5日遅くなると各機関が発表。長引いた2月の寒さが影響し、花芽の成長が思わしくないようだ。3月上旬は暖かいが、そのあと寒の戻りもあるので、東京の開花予想は3月30日、満開は4月6日とのこと。
東京で一番早く咲く桜というので3月中旬に多摩堤通りに行った。天気のいい日だったので、散歩を兼ねて上野毛駅前からスタート。環八を渡り、上野毛通りを多摩川に向かって坂道を下る。切り通しの両サイドには苔が生えていて緑が日に照らされて美しい。石の階段植にある稲荷神社を過ぎると、左に国分寺崖線(がいせん)の斜面を生かした上野毛自然公園がある。眼下に木組みの回廊が見えた。そこは湿生植物の群生エリアで、回廊は鑑賞のための台だった。高台には平らなところがあり桜の名所になっている。さらに進み、迂回して多摩川の土手にあがる。そこが「せたがや百景」のひとつで全長500メートルの多摩川土手の桜並木だ。途中からフェンスに遮られているところもあるが、花見は十分楽しめそうだ。「春にはたんぽぽの群生と桜吹雪が楽しめますよ」と散歩中の人が教えてくれた。
多摩川沿いに二子玉川駅に向かう。昨年3月に開店した二子玉川ライズ・ショッピングセンターを見学。157のショップとレストランがあり、十分に目と食欲を楽しませてくれる。
ここの土手の桜がなぜ東京で最も早く咲くのか。植わっている河川敷は日当たりがいいからだそうだ。さて、今年の開花は?
(2012年4月掲載) 地図
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