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蒲田駅西口から徒歩15分。あるいはバス「六郷土手行き」で西六郷1丁目下車、そこから歩いて8分。京浜東北線と新幹線が通る線路沿いに西六郷公園、通称タイヤ公園がある。広さ約5,700平方メートル。大小3,000本以上の古タイヤで作られた遊具がいっぱいだ。
子どもたちにいちばん人気があるのがタイヤの親子ゴジラ。親ゴジラは頭から足までの高さ約8m、尻尾までは約20mもある。タイヤのロボットの人気もゴジラに続く。ブランコなどの遊具にもタイヤが使われている。砂場ではタイヤを転がしたり、輪の中に入ったり自由に遊べるタイヤも置かれ、子どもの想像力を育てる公園と親にも人気だ。
開園は昭和44年。同公園は木造平屋建ての都営住宅を、鉄筋5階建三棟に建て替えて空地になったところに造られた。先に開園され話題になった萩中公園(同区萩中3丁目)の中にあるガラクタ公園(使われなくなった船や消防車、トラックなどを設置していた、昨年6月廃園)の人気にあやかって造られた。
タイヤ公園は同じ廃棄物の魅力をタイヤに絞った。大田区の土木部の呼びかけに大手建設会社、自動車修理工場、航空会社などが協力。建設機械用の直径2mもあるお大きなタイヤやジェット旅客機のタイヤも寄せられた。安全性から公園の全面に砂が敷かれ、強風で砂が舞い上がらないよう粒の荒いものを使っている。
午前中はよちよち歩きの小さな子供連れの親子が多いが、午後は小学生の天下だ。
「ここは木がないので、去年の夏は暑かったですね。電車が公園の前を通るので子供は気に入っています」4歳の男の子と大きなタイヤを転がして遊んでいたお父さんは言う。
■問合せ/蒲田まちなみ維持課 TEL:03-5713-1118
(2011年1月掲載) 地図
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