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東急池上線洗足駅で降りて中原街道を渡ってすぐ。安藤広重が浮世絵「名所江戸百景」に描いたほど、景勝地として知られる。
公園の面積約77,000u、池を一周すると約1.2km、徒歩約20分と散歩にはちょうどいい距離だ。
池の周辺は桜の名所(約200本)だが、花だけでなく、紅葉も風情があることを今回発見した。
湖面には足こぎボートが浮かび、のんびりした空気が漂う。
三連の太鼓の形をした池月橋を渡ると、千束八幡神社。そこには伝説の名馬池月の銅像があった。
さらに東に回ると赤い鳥居が建つ池の中の小島弁天島。ここから先は池のほとりが水生植物園になっていて、
柵のついた木道から水生植物を間近で見ることができる。
水にもぐって魚や貝を食べているのはカイツブリ。頭がこげ茶色だからすぐ分かる。
「冬にやってくる胸が白いハシビロガモは、水面に浮かぶ餌をくちばしで取るんだ」とベンチのおじいちゃん。
湖面に突き出た杭の先端に留まり、一列になって羽を休める白い鳥がいた。
「あれがユリカモメ。夕方になると海に帰るよ」と散歩中のおばあちゃんが教えてくれた。
ここの地を愛した勝海舟夫妻の墓、西郷隆盛の死を惜しんで勝海舟が立てた留魂詩碑。
子供用の遊具がある広場を出ると、日蓮上人が袈裟を掛けた松(三代目)がある妙福寺を参拝する。
洗足池という名前は、日蓮上人が旅の途中、袈裟を松に掛けてこの池の水で足を洗ったから、
今まで千束池と読んでいたものを洗足池に改めたということを知った。
池のある公園としては都内屈指の広さを有する公園だそうだ。
■洗足池公園
問合せ/調布まちなみ維持課 TEL:03-3726-4320
(2010年12月掲載) 地図
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