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小田急線成城学園前南口から徒歩3分のところに洋画家で立体作家の清川泰次氏の作品を展示するギャラリーがある。
世田谷区に50年暮らした清川氏の住居兼アトリエだった建物で、氏の没後、本人の遺志に基づき遺族から世田谷区に寄贈され、
一部改築後、2003年に開館した。
芝生が広がり、草花が咲く明るい庭と白の洋館で、住宅街の中にゆったりとした空間が開けていた。
現在、収蔵品展「清川泰次 絵画に宿る詩情」を11月29日まで開催中。天井の高い大展示室は清川氏のアトリエだった部屋で、
真っ白な壁面に20点の抽象画を展示。彼の残した言葉が直接壁面に書かれている。
絵に心が あなたに ものに心が あなたに
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「イタリーの空」 (1962年雑誌「群像」表紙) 「絵と言葉」 (1959年美術出版社)より |
独自の抽象表現の世界を切り開いた清川氏の言葉を介して彼が作品に託した詩情と想いを探ろうという企画だ。床に残る油絵具の跡が印象に残る。隣接する庭の見える小展示室には、清川氏のデザインしたステンレスの立体作品などが展示してある。
同ギャラリーから南東へ徒歩10分弱のところにサクラで有名な仙川が流れ、東宝スタジオがある。
メインゲートをくぐると、同スタジオで製作された「ゴジラ」のブロンズ像(高さ2メートル)、左手のビルには「七人の侍」の巨大な壁画が目に入る。
絵柄は三船敏郎(12.4メートル)始め草原に七人が集まるスチール・ショットだ。奥にある日曜大工センターや住宅展示場への道沿いにあるので、
一般の人でも見ることは出来る。ゴジラ像と記念撮影というのも面白い。
帰りには成城学園駅前ビル「成城コルティ」1階の和菓子店「成城散歩」で店名と同じ名前のまんじゅうを成城みやげに買って帰った。
和菓子「成城散歩」 1個100円
■清川泰次記念ギャラリー
開館/10:00〜18:00 (入館は17:30まで)
休館日/毎週月曜(祝日の場合は翌日休館)
入館料/一般200円 大高生150円 小・中学生、65歳以上の方、障害者の方は100円
問合せ/TEL 03-3416-1202 (同ギャラリー)
次回企画
「うららかに――清川泰次が写した昭和の女たち」 12月5日〜2010年3月22日
(09年11月掲載) 地図
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