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立川駅南口から新奥多摩街道を走る「新道福島・富士見町操車場」行きのバスに乗って、「富士見町団地」で下車。この富士見町団地は、団地内に遊び心あふれる公園が数多くあることで知られている。
バス停先から団地内に伸びる富士見通りへ入ると、左手には「めいろ公園」があった。こちらにはその名の通り、迷路の遊具が設置されている。その先にはカラフルなキノコ型のイスとテーブルやうんてい、円形のジャングルジムもあり、小さな子どもが喜びそうな公園となっていた。
団地内を流れる水路を渡ると、右手には「あおぞら公園」がある。水路近くには、なぜか石造りのトーテムポールが立っている。園内ではケヤキなどの高い木々が伸びており、上を見上げると、多くの野鳥が枝に止まっていた。
「あおぞら公園」の左側にあるのが、「たぬき公園」だ。その名の通り、公園の入口では2匹のタヌキがどっしりと座っていた。どことなくとぼけた表情、お腹がポッコリ、しっぽもプックリとしていてなかなか微笑ましいタヌキだ。
園内は芝生の広場となっているが、中央には真っ白なタコ滑り台が設置されている。近年あまり見かけなくなったタコ滑り台だが、近くで見ると結構な存在感のある遊具だ。また、園内にはブランコや砂場も設置されており、公園の他の入口ではワニやカエルなどの門番が公園をしっかりと守っていた
団地を守るようにそびえる給水塔
「たぬき公園」のタコ滑り台の背後からニョキッと姿を見せるのは、富士見町団地のランドマークでもある、とっくり型の給水塔だ。富士見町団地は60年代後半の建設。近年、こうした給水塔の数は減る一方だという。確かに近隣を散策していても、給水塔を目にすることはあまりないように思う。大きな給水塔は団地内の所々で顔をのぞかせており、この団地の「主」のような存在感を放っている。
給水塔の近くには「さんかく公園」があり、こちらには巨大な「へ」の字型の滑り台が設置されていた。なお、団地内にある公園のため、トイレは設置されていないので要注意。
(2025年2月掲載) 地図
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