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公園の石銘板と子どもの彫刻
かわいい遊具(シーソ)
東屋においてある石のストールには
童謡「あんたがさどこさ」の歌手が刻まれている
人気のネットが付いた複合遊具
多摩都市モノレールの「柴崎体育館」駅から新奥多摩街道に出て、残堀川を立川橋で渡る。その先のタイヤ買い取り店の角を左に曲がると、住宅街の中にある柴西公園に着いた。
公園の入口には立派な石銘板があり、その上から子どもが顔をちょこんとのぞかせている。少々凝った造りの銘板だ。入口の先にはあづまやがあり、その右手には緑の中に散策路が伸びていた。
大きな鉄塔の足が公園を跨ぐ
この散策路を跨ぐように大きな送電線の鉄塔が建っているのがこの公園の特徴だろうか。あまりの高さに思わず上を見上げてしまうが、これだけ高ければ遠くからでも公園の場所がすぐに分かる。
散策路の先には藤棚があり、その下の丸イスには「あんたがたどこさ」や「げんこつやまのたぬきさん」などの歌詞とイラストが描かれていた。その傍らにはパンダとコアラのシーソーや、サイのムービング遊具も設置されていて、なかなか微笑ましい一画となっていた。
園内左手は運動広場になっていて、鉄棒やブランコ、ネット遊具付き滑り台などの遊具が設置されている。この日は、小さな子がお父さんに見守られながら遊具で無邪気に遊んでいた。
(左)大きな木が夏にはいい木陰を作ってくれる
広場の周囲にはサクラが数多く植えられていて、こちらは近隣の人たちの花見スポットにもなっているようだ。園内にはモミジやツツジ、サルスベリなど、多くの木々が植えられており、緑の多い公園といった印象を受ける。木陰になるスペースも多いので、強い日差しを避けながら一休みするにもよさそうだ。
園内奥には細長い砂場や水場があり、トイレも設置されている。くつろげるベンチも適度に置かれており、基本的な設備は一通り揃っている公園だ。
この公園は、新奥多摩街道と多摩川の堤防の間に位置していて、近隣の住民以外には気付きにくい場所にある。公園すぐ先の多摩川の堤防には何度も訪れたことがあったが、ここに公園があるとは思わなかった。訪れる人が意外と少ない穴場スポットのような公園だが、堤防散策の際に立ち寄ってみるのもいいだろう。
帰り道は、近くの根川緑道をぶらっと散策しながら駅へと戻った。
(2024年6月掲載) 地図
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