小さな散歩道

富士見五丁目公園 (立川市富士見町5−14)


飛行機型ジャングルジム

滑り台

のぼり棒

藤棚


公園入口に大木が

 立川駅南口から線路沿いを西に進み、「柴崎町二丁目」の交差点を右折して、立川南通りを進む。中央線を跨ぐ「中央橋」を渡ったら左折し再び線路沿いを進むと、欄干部から無数のトゲが突き出ているような外観をした「めがね橋」が架かっていた。なんとも変わった造りの「めがね橋」を過ぎ、次の道を右手に入ると富士見五丁目公園に着いた。

  園内に入ると正面には大木が伸びており、大きな緑が日陰を作ってくれている。その右手には、珍しい飛行機型のジャングルジムが置かれていた。この飛行機型ジャングルジムは、よく見ると前方にハンドルがついた操縦席まで作られていて、なかなか趣向を凝らした遊具だ。この公園は近隣の子どもたちから「飛行機公園」と呼ばれているようだが、その理由が分かったような気がした。さすがにこのジャングルジムは人気があるようで、この日は子どもたちが交代で操縦席に座ったり、飛行機の中に入ったりしながら楽しそうに遊んでいた。

  住宅地の一角にある小公園だが、ジャングルジムの他にも、周縁部には滑り台やのぼり棒、鉄棒などの遊具が豊富に置かれていて、トイレや水飲み場、ベンチなども設置されている。小公園にしては、設備が大変充実した公園といえるだろう。園内中央は小さな運動広場になっていて、こちらでは子どもたちが強い日差しをものともせずに、虫捕り網を手にしながら駆け回っていた。

  園内奥には青々と茂った藤棚があり、その傍らではサルスベリの木が伸びていた。園内には多様な植物が多く植えられており、木々が生い茂る緑豊かな公園といった印象だ。また藤棚近くには砂場があり、こちらでは小さな子どもが砂遊びに夢中になっていた。

  夕暮れ時、賑やかだった子どもたちが園内から去ると、小さな子どもを連れたお母さんがやってきた。飛行機の中で熱心に遊ぶ小さな子を、お母さんは少し離れた場所からやさしく見守っていた。
  日に日に気温も高くなってきた。散策の際は虫除け対策も忘れないようにしたい。

(2022年6月掲載)  地図


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