小さな散歩道

砂川二・ふれあいの森公園(立川市砂川町2丁目)

 立川駅北口から「もくせいの杜循環」、「大山団地折返場」行きなどのバスに乗り、「大山団地東」で下車。バス通りである大山道を少し戻り、「サンシティ立川・昭和記念公園」の大きな看板が出ている角を右折すると、立川市砂川二・ふれあいの森公園に着いた。ふれあいの森公園は、老人ホーム「サンシティ立川・昭和記念公園」に隣接していて、この老人ホームと一体となったような造りになっている。

  東西に細長く伸びた園内に入ると、散策路の周囲にはよく手入がされた木々が伸びており、植栽もきれいに刈り込まれている。散策路の途中には背伸ばしベンチなども置かれていて、なかなか気持ちのいい散策路だ。こちらではのんびりと午後の散策を楽しむ高齢者の姿が見掛けられた。

 
(左) 切り株の遊具  (右) ネット登りとポールの遊具

  散策路を進んだ園内奥手は、芝生が広がる児童用のスペースになっている。近所の子どもたちが、円形に並べられた木の切り株に飛び乗ったり、寝かせてある中が空洞になった大木の中にスッポリと入ったり出たりして遊んでいた。また、広場の左手にも遊具が置かれていて、ネットが張られたアスレチック遊具や、よじ登れる足場のついたポール状の遊具など個性的な遊具が置かれているのもこの公園の特徴だ。

 
(左) 切り株も遊具に  (右) 不思議な石の椅子

  広場一帯は子どもたちの格好の遊び場で、園内を駆け回りながら、かくれんぼに興じたり、ネットに腰掛けながらおしゃべりを楽しんでいた。広場の手前には片側の足がない、ユニークな形のイスがいくつも置かれていて、来訪者の目を引くものとなっている。

  緑に囲まれた園内の所々には大きな石が置かれていて、全体的に庭園のような雰囲気を感じさせる公園だ。老人ホームに隣接する小さな公園だが、「ふれあいの森」という名の通り、老若男女が楽しめる公園、というコンセプトなのだろう。
  なお、以前は「サンシティ」のトイレが利用できたようだが、コロナ禍を受け、現在は利用できないので注意されたい。

(右)所々に置かれた大きな石は和風庭園の落ち着きを醸し出す

(2022年2月掲載)  地図


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