小さな散歩道

美ノ宮公園(昭島市武蔵野2-4)


目をたのしませてくれた桜の木たち

前屈測定器や背のばしベンチ、腹筋トレーニング台ら

絵本から出てきたようなトイレ


広いグラウンド

 立川駅北口から「西武蔵野循環」、「東中神駅北口」行きなどのバスに乗り、「西武蔵野」で下車。ここから西に進み、多摩大橋通りを渡って右手に水路が流れる道を進んでいくと、武蔵野小学校の裏手に広がる美ノ宮公園に着いた。

  この公園はソフトボール場があることでも知られているが、園内に入ると、ちょうど子どもたちのソフトボールの試合が終わった頃のようだった。園内東側の一角を占めるソフトボール場の周りには防球ネットが高く張られていて、小さなスコアボードもあった。ホームベース付近に立ってみると、野球のグラウンドとは一回り小さいサイズであることがよく分かる。また、一塁はしっかりとソフトボール仕様のダブルベースになっていた。本格的なソフトボール場が公園内にあるというのはちょっと珍しいのではないだろうか。

  園内西側に進んでいくと、こちらは高い木々が植えられたエリアで、園内でも緑の多い一角になっている。この西側周縁部を歩いてみると、桜の花がきれいに咲いていた。また、近くには背伸ばしベンチや、目盛りのついた前屈台などの健康遊具も多く置かれており、ボールを当てる壁も設置されている。どうもこの公園は、運動広場として造られた性質の強い公園でもあるようだ。

園の西側はグリーンゾーン 

  その先は、ブランコや滑り台、砂場などがある子ども向けのエリアになっていた。こちらでは声を上げて遊具で遊ぶ親子連れの姿が見受けられ、その傍らでは三角屋根をピンクのラインで彩られた可愛らしいトイレが建っていた。

  園内中央は芝生の広場になっていて、上を見上げると送電線が公園を横切りながら高い鉄塔に向かって伸びている。なかなか広い広場であり、開放感があって気持ちのいいエリアだ。運動には最適の広場であることもあり、近くではサッカーを楽しむ少年たちや、野球の練習に励む少年の姿があった。
  なお、公園の傍らを流れる水路は、玉川上水から取水された柴崎分水だ。この分水は、ここから昭和記念公園の中を通り、立川市の錦町へと流れている。近くでは車は通れない小さな橋が架けられており、辺りにはのどかな風景が広がっていた。

(2021年4月掲載)  地図


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