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(左) 鳥居 (右) 二段構えの?垣の上に本殿が
立川駅北口から「拝島操車場」、「拝島駅」、「昭島駅南口」行きなどのバスに乗り、「宮沢」で下車。目の前の交差点の一角に諏訪神社の境内が広がっていた。
諏訪神社の創建年代は不詳だが、神社入口の由緒記によると、室町時代前期の創建と推定されているそうだ。
青銅色の鳥居をくり境内へ。右手には社務所、左手には境内社である厳島神社が小さな池の中に鎮座しており、なかなか風情のある一角だ。神社を過ぎると、背後の石垣の間から池に水がジャバジャバと流れ込んでいた。
参道を進んでいくと、左手には手水場があり、水場の奥から澄んだ水がコンコンと湧き出ていた。この湧水は「東京の名湧水57選」にも選ばれている。手水場の傍らに「宮澤の地名の由来」と書かれた石碑があり「お宮の沢」というところからきたそうだ。
手水場の先には、大きな二段構えの玉垣の上に諏訪神社の社殿が構えられていた。巨大な玉垣の上にひっそりと社殿がそびえる姿は、異様な存在感を一帯に放っている。玉垣の中央に伸びる急階段を上り、社殿から境内を見渡してみると、ここが結構な急崖であることがわかる。
歴史を感じさせる社殿の両脇には、境内社の日枝神社、第六天神社、白山神社が建っており、緑が多く、きれいな湧水も流れるこの境内は、古くから近隣の人たちの憩いの場だったのだろう。
諏訪神社から道路を挟んで、関東八十八ヶ所霊場である阿弥陀寺がある。境内は庭園のように整備されていて、緑もよく映えていた。こちらにも寄っていきたい。
(2019年10月掲載) 地図
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