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広場の北側を東西に流れる用水
木製のターザン
人気の木製ジャングルジム
ゆったりとした空間が気持ちいい
新しく設置された木の階段
多摩都市モノレールの柴崎体育館駅を降りると、駅のすぐ東側には「立川公園・ガニガラ広場」が広がっている。以前からこの地にあった「立川公園」だが、昨年春に北側の雑木林だったところが「ガニガラ広場」としてリニューアルオープンした。
公園入口の案内板によると「ガニガラ」とは、かつてはこの一帯付近を「がにがら」と呼んでおり、以前は崖下から清水がこんこんと湧き出し、わさび田などもあり、蟹がたくさんいたのだそうだ。「ガニ」は「カニ」の方言であり、漢字をあてれば「蟹殻」だろう。
駅寄りの園内西側のエリアでは、芝生の広場の中に長いターザンロープや木製のジャングルジムなどが置かれていた。
この丸太を組み上げて造られたジャングルジムは、三角屋根を3つ重ねたような形をしている、なかなかユニークな遊具だ。この遊具は大変人気があるようで、この日も子どもたちがジャングルジムの中に入り込んで楽しんでいた。また近くには趣きあるあづまやがあり、その先は小さな滑り台や砂場がある幼児用のエリアとなっていた。
園内中ほどへ進んでいくと、青々と茂った藤棚の先には運動広場があり、広場の傍らには「垂直はしご」や、「背のばしベンチ」などの健康器具が置かれていた。「背のばしベンチ」は、背もたれにイボイボがついていて、適度な刺激が心地いい。
藤棚の先を見るとモノレールが走っており、裏手では柴崎用水路が小川のように園内を流れている。また、近くには若山牧水の息子、若山旅人が多摩川を詠んだ歌の歌碑も設置されていた。
歌碑近くの道を進むと、目の前には大きな池があった。多くの植物が茂った池の上にはウッドデッキ風の道が整備されていて、水上を快適に散策することができる。デッキの上を歩いていると、時折「チャポン」と音がしていたので、魚なども生息しているのだろう。池の先の崖からは高い緑が覆っていて、ちょっとのどかな雰囲気を感じることができる一帯だ。
崖上からは真新しい階段が伸びており、こちらもウッドデッキ風の造りで、足下にはライトもつけられていた。階段上の公園入口には鉢植えやベンチが置かれたスペースもあり、「随分きれいになったものだな」と感心してしまった。
池の手前は芝生の広場になっているが、緑の中にテーブルが置かれていた。お弁当を広げるのも気持ちがよさそうだ。
(2018年11月掲載) 地図
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