小さな散歩道

オニ公園 (立川市錦町1丁目)

オニ公園の正式名称は「錦第二公園」  オニ公園とよばれるワケはこれです

対のオニのお面は滑り台の飾りでした
見る角度を変えるとオニの目に表情が出てくる
公園横を中央線が通っている

 立川駅南口で降り、左折して「グランデュオ」脇を進み、繁華街を抜けて、古着屋のある角を入る。その突き当たりの代々木ゼミナールビルの手前にあるのが錦第二公園、通称「オニ公園」だ。この公園には、大きなオニの滑り台があり、地元の隠れた名所になっている。
  そもそもは昭和40年代、この公園の場所が立川市の鬼門に当たることから鬼をモチーフにした滑り台が設置されたらしい。また立川市はロケの誘致にも力を入れており、近年ではユニークな公園として、テレビドラマ「ごくせん」や、バラエティー番組「モヤモヤさまぁ〜ず2」などのロケ地としても使用された。
  遠くからでもすぐにそれと分かる真っ赤なオニの滑り台は、高さが約4メートル、横幅が約10メートルもあり、オニの口の中に大人ひとりが入ってしまうほどだ。さすがに子どもたちには人気のようで、この日も多くの子どもたちが何度も階段を上っては滑り降りていた。また、近くの砂場では子どもと遊ぶ親子連れや、ブランコ近くで合唱に精を出す高校生たちの姿も見られた。散歩や休憩をする人なども多く、終日人の流れが途絶えない公園だ。
  公園南側は広場になっていて、トイレやベンチなども設置されている。多少ゴミなどが落ちているのが残念なところだが、駅近くの公園ということで、致し方ないところか。また傍らの立川通りに架かる歩道橋まで出ると、立川立体の上を走る中央線や南武線の姿を見ることができる。
  周辺には洒落た飲食店や中古レコード店など、個性あるお店が多数ある。辺りをぶらっと散策するのもお勧めだ。

(2013年11月掲載)  地図


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