小さな散歩道

立川ホタルの会


★ホタルが期待できるポイント@
市民農園脇を流れる柴崎分水

★ホタルが期待できるポイントA
たぬき公園脇の昭和分水

★ホタルが期待できるポイントB
富士見町団地東の昭和用水ぞい

ホタルの住める環境保全に心を注ぐ会長の山本さん

 そろそろホタルが飛び交う季節。立川ホタルの会会長の山本英樹さん(72)に、毎年ホタルが飛ぶ場所を案内してもらった。立川市富士見町には、柴崎分水と昭和用水が流れている。それらの小川の暗いところがポイントだ。山本さんは5月末から6月末まで、車で毎晩、ホタルが飛びそうなポイント14ヶ所を巡回して観察している。
  まず、立川市柴崎第3市民農園に。農園横を流れる柴崎分水路沿いには、ホタルを観察するスペースが用意されていた。次は富士見町6丁目の新奥多摩街道に沿って流れる昭和用水。近くにあるたぬき公園が目印。「ホタルは光を極端に嫌います。新奥多摩街道を走る車のライト避けに、用水のフェンスに遮光ネットを張ったんですが」。山本さんは心配そうに用水路をじっと見つめていた。次は昭和用水が流れる立川八中横、あるいは田中医院の駐輪所付近。以上が代表的なポイントだが、天候不順の昨今、今年もホタルが同じところに出現するかはわからないと山本さんは言う。
  立川ホタルの会の前身である「富士見町に蛍を呼び戻す会」ができたのは10年前。用水路を清流に保ちホタルをよみがえらせることによって富士見町の自然環境を改善しようと始まった。用水のヘドロをかき出し、カワニナの餌となるレタスも供給した。「隔週40個のレタスを数カ所に分けて水路に沈めました」。そんな会の努力があって富士見町にホタルが飛ぶようになったとは。
  「当初はカワニナを人口飼育したり、ホタルの幼虫を放ったりと手をかけていましたが、今はレタスの餌やりもやめて自生でどのくらいの数が飛ぶか実験中です」。ちなみにホタルが飛ぶのは夜の9時以降が多いとか。   (2012年6月掲載)


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