小さな散歩道

立川市歴史民俗資料館 (立川市富士見町3丁目)

資料館の内部

今も使われている土蔵

つるべ井戸がある庭

いろいろな漁法に使われた道具

大正末頃の南北に長い砂川の屋敷割(ジオラマ)

 立川駅南口―同駅北口を結ぶバスで農業試験場前下車。奥多摩街道から南へ農林総合センターの西脇の道を下った住宅街の中にある。
  同資料館の開設は1985年(昭和60年)。鉄筋2階建て。敷地(3550.9平方メートル)は当時の立川市文化財保護審議会会長だった井上重雄さん(故人)の寄贈による。
  正面入り口の横に大きな白壁の土蔵があった。これも井上家の寄贈だが、現在も同資料館の収蔵庫として使われているというからその堅牢さに驚く。土蔵を囲むように散策路が設けられつるべ井戸や道標も置かれゆったりとした空間を作り出している。
国宝・六面石幢(せきとう)の模型  資料館のメインである展示室は、立川の歴史、自然、くらしの3つのテーマに分けて紹介。
  歴史コーナーに大きくそびえるのは普済寺にある「六面石幢(せきとう)」のレプリカ。立川市内唯一の国宝で、石でできた供養幢のようなもでもので南北朝時代に建立された。中世には、立川市の名前の由来といわれている立川氏がこの周辺で活躍したこと。近世になると、砂川地区で新田開発が行われ屋敷林と田の配置がわかる模型。明治に入り新宿―立川間に甲武鉄道(現在の中央線)が開通したなど立川市の歴史がわかりやすく展示物で紹介している。
  そのほか立川が良質な桑の産地で養蚕が盛んだったことも知る。多摩川では鮎やうなぎが捕れ、明治時代に鮎料理を出す料亭もあったとはなんと風情があったことか。
  年3回行われる企画展示では70,000点あまりの収蔵品から、テーマにあったものが展示される。
た。ラウンジには椅子もあり、庭をながめたり、立川市についてのビデオもあるので、一休みもできる。

■立川市歴史民俗資料館 (立川市富士見町3-12-34)
開館時間/9:00〜16:30
休館日/月曜日(祝日・振替休業日の場合は、翌日)、
      年末年始
問合せ/TEL 042-525-0860

(2012年5月掲載)  地図


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