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車では立川方面から新奥多摩街道を来ると八高線のアンダーパスをくぐってすぐ左。
青梅線昭島駅から徒歩20分、立川駅北口と拝島駅のバス停「大神」下車。新奥多摩街道沿いの高層マンション駐車場の西の一角、ブルーの小屋の中に3体のお地蔵様がまつられていた。
小屋の中はきれいに掃き清められ、生けてある花も新鮮だ。数冊ある古いノートには参拝者の名前が日付を追って書いてある。
近所に住むひぎり地蔵世話人会の方に話を聞いた。
このひぎり地蔵は江戸時代につくられた三体のお地蔵様で、7年前までは、1本西の通りにあったという。
ひぎりとは”日限”のことで期日を切って参拝し、祈願をこめると霊験があるという。
「毎月お地蔵様の日の4、14、24日には午前中にお参りして家族の平穏無事をお願いしています」と同世話人会の人は話す。
毎朝8時過ぎに車で来て手を合わせ、小屋の中の掃除をして帰る人、必ず午前中に散歩がてらお参りする近所のおばあちゃん、
お地蔵様のぼうし、前掛けを作る人、煮物やお赤飯をお供えする人など、いまでも参拝者が絶えないという。
日常の中に神様がいる地域なんだなと感じた。
帰りは、浄土の坂を下り、用水沿いの大神水辺の散歩道でレンギョウ、ユキヤナギ、柳の新緑を楽しみ、観音寺で一休みした。
「成隣小学校」からバスに乗り、立川駅北口に。
■問い合わせ/
昭島市公聴広報課 TEL:042-544-5111
(2010年4月掲載) 地図
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